report

2013年02月19日 16:40

読解力とそれを表現出来る身体

Report TOP > 映画学部  > 映画俳優コース

2月10日のセッションは細野 辰興監督に講師にお越し頂きました。
細野監督は「シャブ極道」「竜二forever」などを監督する以外にも舞台の演出、
そして現在日本映画学校の専任講師もされており、今回のセッションは
まるで学校の授業を受けているかの様にスタートしました。

20130220001.JPG

まず教壇に立ちお話されたのが
「映像演技の特殊性」について!

もうこの時点でクルーみんなの体勢は少し前のめりになってます。
スクーリングパットの場は毎回がオーディションの場であり、
本番と同じような場所である事が本来の姿ですが、
クルーももっと勉強して少しでも成長したいという想いを全員が持っているので、
今回の様なセッションはとても貴重な時間だったと思います。

しかも、ズバリ「映像演技の特殊性」!
映画俳優を目指す僕達にとって知っておかなければならないこと。
完全に心を掴まれました。

20130220002.JPG

しかもこの授業の進め方がまさに大学の講義の様で、
細野監督の問いに対してクルーが挙手をしそれぞれの考えから
どんどんどんどん答えをシェイプアップしみんなの頭の中を整理しながら答えを導き出して行く。
まるで俳優が役と向かい合う時に役の心情や欲求を探す時と同じ様な作業で、
僕は個人的にもやはりはっきりさせること、シンプルさや具体性なんだなと改めて思いました。
曖昧さが演技においても考え方においても良くないことなんだなと。

その答えを基に当日渡された課題を使って台本を分析して行きました。

当然ですが台本というのは同じ物語を語る小説とは全く違う書き方をしています。
小説は役の心情も、その時の情景や動きも全て活字にしてありますが台本というのはそうではない。
台詞のやり取りの連続でその間の心情など書いていないし、
ト書きも簡単な動作や場所しか書いていない。
その台本を役者はどう読み取り、書かれていない色んなことを想像して行かなければならないのか。
しかし何も分かっていなければ読み取り方も間違ってしまうし、想像するにも曖昧になってしまう。
そこで重要なのが

「このストーリーは何を言っている場面なのか?」
「役の目的はなんなのか?」
「立場、関係性、感情の流れ」

それらを具体的にして読み取れなければ、想像を膨らます事も、行間を埋めて行く事も出来ない。
それは俳優の仕事でもあるが、演出家の仕事でもあると。

最近今回のクラスによく指摘をされるのが「読解力」だっただけに、
この細野監督のお話はクルーにとって大きなヒントになったのではないでしょうか。

20130220003.JPG

そしてもう一つ、映像演技として成立させる事。
実際に芝居をする時になると、監督からカメラの位置と画の設定を条件付けされました。
その画の中でどう演じ表現するか。

舞台と映像の大きな違いです。

20130220004.JPG

しかも今回の課題シーンで注目したのが、台詞のほとんど無いただその場にいるだけの役でした。
これは難しかった。
台詞が無い分、体を使って表現しなければならない。

しかし今回の課題シーンが実際映画になっている場面を観ると、見事に動きだけで表現されていました。

今回細野監督からは、
「映像演技の特殊性」
というテーマでセッションを進めて頂きましたが、やはりそれを学ぶのは
過去の名作や名優の演技を観て盗む事だと仰っていました。

読解力とそれを表現出来る身体。

丁度折り返し地点に来たこのタイミングで今回セッションは
とても重要な一回になったのではないかと思います。
細野監督ありがとうございました!

レポート作成:9期 松坂龍馬


Report TOP > 映画学部  > 映画俳優コース

▲TOP


2013年02月08日 10:27

勝負

Report TOP > 映画学部  > 映画俳優コース

2月3日のセッションは、『青いうた〜のど自慢青春編〜』
の金田敬監督にお越し頂きました。

201302140201.JPG

はじめに、李学部長からのお話で、今回の課題である、
コメディドラマの映画の紹介がありました。
その中で、コメディの真髄に触れ合うからこそ理解でき、笑わせようとしてやっているのではなく
真剣に演じるからこそ、そこに笑いが起き、人々を楽しませる作品、
役者を作り上げていくものだというお話がありました。

201302140202.JPG


そして金田敬監督のセッション。
今回の課題の中で、「肉まんを一気喰いして」というト書きがあったのですが、
物を食べながら演じることの難しさを痛感しました。

201302140203.JPG

そこに至るまでの演技プランをきちんと考えていないと、間延びしてしまい中々うまく演じられません。
せっかくの小道具を使いこなせず、クルーの皆、悪戦苦闘してしまいました。
ただ単にセリフを言うだけでは何も伝えられないものです。

「やりすぎだ!と注意させて欲しい」という監督からのお言葉からは、
恐れず勢いのある演技をみせて欲しいという期待感と優しさを感じました。

201302140204.JPG

また、「周りを刺激する俳優になろう!毎回勝負!」この言葉に僕は心打たれました。
周りを刺激する俳優…!自分自身の力で周りを動かしていく、
どの世界でも必要なパワーを身につけたい。
誰かに伝えるということを、もっと意識しなければならない!
常に自分が何かを求めていくべきだと改めて思いました。

○だけ探すのはおもろくない!
間違ったことも探してやるんや!

金田監督のおっしゃる「爪痕を残せ!」というお言葉通り、
もっと自分自身をアピールしていきたいと強く思えた時間でした。

自分が好きな俳優に“なる”事を目指すのではなく、
その俳優たちが何を思っているのかが理解でき、自ずと周りを刺激できれば一人前。

僕にとって、とても有意義なセッションでした。
これからのセッションも毎回が勝負!と思って臨みます。

レポート作成:9期 西澤 毎育


Report TOP > 映画学部  > 映画俳優コース

▲TOP


2013年02月08日 10:25

映画の熱

Report TOP > 映画学部  > 映画俳優コース

第四回講師は、武正晴監督にお越し頂きました。

201302140101.JPG

まず、最初に李学部長のお話。

201302140102.JPG

オススメの映画に、スサンネ・ビア監督『アフター・ウェディング』を紹介して頂きました。
デンマーク映画、注目してみたことがないので、楽しみです。
そして、海外の映画祭に行ってみてはというお話をして頂きました。
私は、3年前にゆうばり国際ファンタスティック映画祭に参加して以来、
ゆうばりファンタには毎年参加しているのですが、
海外の映画祭には行ったことがないので、今年は行ってみたいなと思いました。
李学部長の貴重なお話の後は、武監督のお話。

武監督は、つい最近まで、撮影でモンゴルに行っていたそうで、
その撮影までのいきさつや、撮影中のおもしろ話をしてくださいました。
とにかく、武監督のお話は「思いを強く持っていれば、その思い通りになる」
というメッセージが含まれていたように思います。

お芝居は、武監督の映画「EDEN」のワンシーンを題材にして行われました。
ゲイのミロ役、体は男のままのエルメス役、整形手術、豊胸手術をしているノリピー役、
そして女性アカネ役の4人が芝居のシーン。

男性はミロとエルメス。女性はノリピーとアカネを演じるという課題でした。

やりたい人からということで、たくさんの人の手が挙がる。
じゃんけんで負け、一番手引き下がる。

この芝居で難しいのは、もちろん、いつも以上に自分と環境が違う人物を演じるということ。
男性は、ゲイの特徴や、本質を掴むこと、
女性は、元々は男として生まれてきたが、女になりたい人物を捕らえるということが、難題でした。

201302140103.JPG

まずは、一回ずつ皆が演じてみる。その都度監督より、
ゲイのしぐさや、笑わせることができるポイントの活かし方、
泥酔している人のディテールやバランス等のアドバイスを受けました。

正直ゲイを演じるにあたっての準備が全く足りませんでした。
(そんなことは、もうないようにしようと反省する私…)
一人の女性としてのおもしろみを出せたら、監督に何かしらのインパクトを与えられたら、
そんな気持ちで、本番に向かっていました。
監督の一つ一つの、そのアドバイスにどう応えるか、皆の芝居を観ながら、必死に考える、とても重たくも、充実した楽しい時間でした。

201302140104.JPG

中盤からは、武監督が少しずつヒントを皆に与え、
一つのセリフを相手が言いやすくするように、
その前の芝居やセリフの行間を活かすのだというアドバイスもしていました。

どれだけ、本を読み取れているのか、そして、それをどのように表現できるのか。
考えること、見つけ出すこと、そして、その場を感じとること。
そのすべてが必要とされる。

また今回は見学に来て下さった、スクパの一期生でもあり、
武監督や大森立嗣監督の新作映画に出演されている
水澤紳吾さんに急遽飛び入り参加して頂き、素敵な時間を過ごすことができました。

201302140105.JPG

武監督のお話で印象的だったのは、とにかく人を観察すること。
2時間も見ていれば、人が右に曲がるか左に曲がるかわかるようになるとおっしゃていたこと。
そして、撮影を楽しいというやつは、ぶん殴りたくなるとおっしゃっていたこと。
それに関連して、面白いお話をお聞きしましたが、それは書きません。
他にも印象的なお話がありますが、なるべく独り占めしておこうと思います。

好きだから、始めたことですが、仕事として、プロとしてやっていくには、
楽しいだけでは、やっていけないことです。
今回改めて、本気という熱を頂いた時間でした。

レポート作成:9期 村田唯


Report TOP > 映画学部  > 映画俳優コース

▲TOP


<<<January 2013Report TOPMarch 2013>>>

学部紹介

デザインコミュニケーション学部
デザインコミュニケーションコース
グローバルデザイナーコース
ブックコンシェルジュコース
桜の園
レストランビジネスデザイン学部
レストランビジネスデザインコース
街マーケティングコース
映画学部
映画俳優コース
映画実践講座集中コース
関西サテライト
農業学部

search


ご興味のある方、ご入学をお考えの方はこちら

COMPANY PROFILEPRIVACY POLICY

©Schooling-Pad All Rights Reserved.