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2012年11月15日 16:17

引き受けて考える

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ゲストスピーカーはNPO法人地域再生機構の平野彰秀さん。
岐阜県郡上市の集落・石徹白(いとしろ)に移住し、
小水力発電など自然エネルギーの導入と、
地域づくりに取り組んでいらっしゃいます。

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平野さんは大学時代に都市計画を専攻し、
地方でのワークショップやイベントなどをしていたそうですが、
いずれも長期的に関わることができなかった経験から、
「どこかの地域に入りこんでしまった方が良いのではないか」
という想いをもったそうです。

就職してからもピンとくるところをずっと探していたところ、
岐阜で、地元に根差して自ら事業やっている人たちに出会い、
東京で出逢った人たちよりもずっとカッコいいと思ったそうです。
それが、移住のきっかけとなりました。

また平野さんは、経営コンサルタントの仕事を通じて、
いずれは資源・エネルギーの限界が来て、
自然エネルギーしか頼れない日がやってくると感じ、
その時に向けて何かしなければいけないと思っていたそうです。

そこで、地域の豊富な天然資源を活用し、
かつ地域内での循環を構築することで、
持続可能な地域社会を作っていきたいと考えました。
また地域でエネルギーを自給することで、
地域から外に流出するお金を取り戻すこともできるし、
さらには地域内での雇用が生まれます。

そこで平野さんは水力発電ができる場所を探し、
人口250人の集落・石徹白にたどり着きます。

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石徹白には、かつて水力発電があったのだそうです。
当時はまだ東京で働いていたという平野さんですが、
「ここには自分が一生かけてやっていく材料がたくさんある」と、
ピンときて会社を辞め、小水力発電の導入に取り組み始めます。
3年後位には集落をまかなうような規模の
小水力発電所を作りたいと熱く語ります。

また小水力発電ができたことで、
石徹白には月に200人ほどの人が見学にくるそうです。
そこで地元の若者たちでHPをつくったり、
カフェで地元の食材の料理を提供したり、
また特産品の開発などにも意欲的に取り組みます。

平野さんのようなコーディネーター役が地域に入ったことで
地域の人が同じビジョンを共有することができ、
楽しみながら地域を盛り上げることにつながっているようです。

任せて文句を言うのではなく、引き受けて考える。
大きなシステムでの解決ではなく、現場で1つ1つの物語をつむいでいく。
元々持っていた大切なものを実感できる社会に
なればいいと平野さんは語ります。

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かつての日本の集落は、持続可能な社会でした。
人と人とのつながり、人と自然のつながり、人と神様のつながり。
それらを大事にしてきた日本という国。

自然に対して「ありがたい」と感謝することが日常的であるという石徹白が、
これからの社会のあるべき姿を示してくれているような気がしました。

(山田)


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