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2012年11月15日 16:14

命をいただく食文化

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ゲストはトータルフードプロデューサー小倉朋子さん。
トレンド調査、食育、食文化、伝統食など
幅広い食の提案を行っていらっしゃいます。
食の伝承をコンセプトに手がけたメニューでは、
フード・アクション・ニッポン アワードを受賞されました。

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小倉さんは、さっそく今の食文化の問題点を指摘します。
最近は、家庭の食卓にごはんがあがらなくなってきていることから、
ご飯茶碗にごはんを入れる習慣が無い人がいること。
また、主食、主菜と分けてないので、取り皿のない家庭が多いこと。
料理ごとに食器を分けるのは日本だけだそうですが、
それも今となっては過去形になってきているそうです。

また、箸を正しくが扱える人も少ないと指摘します。
箸食の国は世界で30%ありますが、
その中でも日本だけは、かつて神器(神様用)として使われたりなど、
独特な使い方をしているそうです。

そして自分専用の箸があるのも日本だけで、
それは箸に魂がうつると考えられていたからだそうです。
箸はただの食べる道具ではないと、小倉さんは話します。

木の命をいただいて食べる道具にする。
それを使って、また命をいただく。
「いただきます」の意味は、
あなたの命(目の前の動植物の命)をいただいて、
生きさせていただきます、ということです。

命に上下はない、という考え方。
こんな誇り高い食べ方をする国は他にはなく、
「いただきます」という言葉は、他の言語には訳せません。
この食文化を途絶えさせないようにしないといけないと、
小倉さんは熱く語ります。

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メニュー開発についてのアドバイスでは、
福島のホテルのビュッフェメニューの開発事例を
お話しいただきました。

地域には野菜などの食材がたくさんあるのに、
道の駅くらいしか見せ場が無かった。
そのため、旅館やホテルを農産物を紹介できる場所にすることで、
そこで商談ができ、販路につながることをテーマとしたそうです。

それが様々な人の評価を受け、
今では農業関係の人が直接料理長に野菜をもっていき、
メニュー開発に関わっているそうです。

その他に、米粉を使ったドーナツなど、
興味深い事例もご紹介いただきました。

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いいものを選択できる感覚が危うい現状なので、
日本人の食への向き合い方を見直すことが大事と、
小倉さんは話します。

島国であり、四季がある日本だからこそ、
独自の工夫が生まれてきた日本の食文化。
文化の側面からこれからの農業を考えるきっかけとなりました。

(山田)


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