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2011年12月08日 14:56

大切なのは準備期間

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11月27日のセッションはゲスト講師として三原光尋監督にお越し頂きました。

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まずは、李学部長より“映画”についてのお話。
“観たいと思う映画の条件”、“何に惹かれた時にその映画を選ぶのか”
俳優、監督、話題性など。
ただ、それだけではなく“どの会社が製作した作品なのか”
“どの会社が配給した作品なのか”という見方で選ぶと面白くなるよ、と。
また、配給という仕事や映画が公開されるまでのプロセス。
それぞれのセクションが、どんな役割を果たしているのかといった
熟練の映画プロデューサーだからこそ知る業界の裏側も聞けて、
クルー達はなかなか知りえない話に興味津々でした。

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続いて、三原監督によるセッション。
今回の課題は、“今までで一番美味しかった食べ物の思い出話”を
俳優として発表するというものでした。
ご自身が大の食いしん坊ということもあり、常日頃から
“食”について話すことが多いという三原監督。
「“食”を知ることで“人”の魅力を知ることが沢山ある。
心が豊かになる話を俳優として語って欲しい。」との事。

今回は、一番美味しい話をしてくれたクルーにと、
三原監督自ら収穫されたという“三原錦”をご用意して下さいました!

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クルーそれぞれが用意してきた“おいしいお話”にじっくりと聞き入る三原監督。
昔、家族みんなで食べた思い出ご飯の話。
旅行先で食べた美味しい白米の話。
美味しいラーメンの話。

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それぞれが準備してきた話を語ってくれるクルーでしたが、
“俳優”として話の出来るクルーはわずかだったように感じました。

クルーの発表の後、三原監督がどう感じたかをそれぞれに向けお話くださいました。
また、全員の発表を見終わった後、三原監督より
「今回の課題は、“考える時間”がなにより大切である。どうしたら相手に伝えられるか。
ここに来るまでにイヤという程練習に練習を重ね、
やりつくしてこの場に立たなければいけない。
具体的且つ堂々と表現する気持ちを持つべき。
自分をプロデュースするのは自分自身。もっと欲深く取り組んでいくべきだ。」と。

本番を迎えるまでの準備期間をどう過ごすのか、
その準備期間がいかに大切な時間なのかを改めて考えさせられました。

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最後に三原監督の作品に何度もご出演されている藤竜也さんについてのお話を聞かせて頂きました。
まず藤さんは現場に入るまでの役の準備を徹底的にするということ。
役がどんな生い立ちなのかどんな場所でどういう生活をしてきているのか。
役の準備でそれらを想像することは役者として当然の仕事だとは思いますが、
藤さんは想像するだけではなく、それらを自ら体験して実際の役の人物の生活が
どうなのかを探求していたとお話下さいました。
現場にスッタフが入る何日も前から一人で現場に入り、
実際にその場所で生活してしまう。
エキストラで参加した地元の人たちも、藤さんが何日も前から
その場所で生活しているから「こんにちは」の挨拶一つが役者の、
藤竜也さんに対しての挨拶ではなく、同じ村に暮らすご近所同士の
挨拶になっていたという撮影時の素敵な話も聞かせて頂きました。

また中国人の役の時には、中国語をマスターする時に中国の
どの地方のどの地区の言葉なのかまで徹底的にディテイルに
こだわり抜いた役作りをしていたと。
三原監督も藤さんから初めて中国語にそこまで細かい違いや、
なまりがあることに気付かされたと仰っていました。

何故、そこまでディテイルにこだわるのか?

三原監督は、それは“不安”を取り除く作業じゃないかと仰っていました。
カメラの前に立った時にどれだけキャリアがある人でも役の準備が不十分だと不安になる。
自分に対しての信頼感、役に対しての信頼感。
カメラの前で全てを手放してただ役の人生の流れの中で生活するには
一瞬でも不安が過ぎらない様に準備することだと。
このお話を聞いたときに藤竜也さんの俳優という仕事への姿勢、
役を大切にする気持ち、映画に対する想い、自分が俳優として
生きる意味は何なのかということを考えさせられました。

最後に三原監督は仰っていました。
“僕たち監督が撮りたいのは人間である。
現場で出会いたい人たちはそういう姿勢を持った人達であり、
結局は人間に対しての興味でしかない”
演技上達のために日々訓練するのはもちろんのこと自分の人生にも、
もっともっと関心を持てる魅力ある人間になる事も大切だと改めて気付かされました。
今期も折り返し地点を過ぎ少しずつクルーの意識も変わりつつある中で、
次回のセッションまで各自がどんな一週間を過ごして生活するかが
今後の演技に大きく影響してくるのではないでしょうか。


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2011年12月06日 18:24

自分自身と向き合う

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13期最後のゲストは力の源カンパニーの
河原成美さんです。

教室にて河原さんご自身がラーメンを
ふるまってくれるなど毎回ユニークなセッションをしてくださる河原さん。
今回も熱い熱いセッションになりました。

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今や日本国内で60店舗あまりを展開する中、
ニューヨークを筆頭に香港・シンガポール・韓国へも出店されています。
今回は海外事業専門に担当されています山根さんにもご登場頂き、
海外のマーケットへの出店について語って頂きました。

まずは細かな街のリサーチし、その国の文化や価値観を
入念に調査することからスタートします。
例えばニューヨークでは、ウエイティングバーを作って
お酒を楽しんだ後ラーメン以外の食事も楽しめる
ラーメンダイニングという業態にて出店しています。

また、ラーメンのスープの原料になる豚頭など
日本では手軽に手に入る材料がそもそもその国にはなかったりするため
材料の確保という面も非常に難しいそうです。
醤油の値段が日本の数十倍の価格になっていることは、クルーも非常に驚いた様子でした。
各国に合わせた麺の製造や味付け、それ以外にも様々でかつ緻密な準備がされていました。

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日本のラーメンを知らない人たちにどう伝えていくか。
そのミッションと海外での事業展開を行う先駆者になってくという使命感があると
山根さんも河原さんもおっしゃいます。
それぞれの国に合わせたラーメンには、批判的な方もいらっしゃるそうです。
しかし河原さんは
「私たちはお客様にお出しするものは本気で心をこめて作っています。
何にも恥ずかしいものはお出ししていません。」と力強く語ってくださいました。
手軽に食べているラーメン一杯には、様々な苦労や想いが詰まっていることを
改めて知ることになりました。

また河原さんは国内外で大きく事業展開をされている現在でも
自分自身と向き合うことを忘れていません。
創業当時河原さんは様々な目標設定を自分に課したそうです。
「それ以前の自分に戻りたくない。」その思いがご自身を動かしました。
自分で課した目標を続け、達成することによって内側にいる自分自身が
認め、そして応援してくれる。
結果周りの人々も認めてくれるのです。
何かと理由をつけて、目標や現実から逃げてしまいがちですが
小さな目標でもいいから続けること。そこには並々ならない強い意志を感じました。

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最後に、店舗を大きく展開することで次第にチェーン店と呼ばれるようになってきたそうです。
しかし単なるチェーン店ではなく個店化していかねばならないと河原さんはおっしゃいます。
地域のコミュニティの場になり、貢献していくこと。
具体的に3つの地域貢献をすることを店舗に委ねているそうです。
小さなことでも何でもいい。始めること、続けることで人々の心を掴んでいくのでしょう。
河原さんが大事にされている「人」と「自分自身」に対して
大きく突き動かされたセッションになりました。

(原田)


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2011年12月06日 18:21

パンケーキが大好きなんです

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ゲストは三軒茶屋で大人気のパンケーキ専門店「VoiVoi」を
経営する阿多笑子さんです。スクーリング・パッドの
卒業生でもあるので、リアルなお話がうかがえます。

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「実は三軒茶屋エリアで、食べログのアクセス数が
一番なんですよー」

決して自慢ではなく、みんなが興味を持ってくれるのが
素直にうれしいというニュアンスで、
まずは話し始めてくれました。

阿多さんがパンケーキの店を開きたいと
本気で考え始めたのは2005年のことですが、
その当時は今のようにパンケーキが
市民権を得ているわけではありませんでした。

色々な人から「本当に商売になるのか?」と心配されながらも
その実現を模索し始めました。

大きかったのはブログの存在です。
自らを「パンケーキママ」と名乗り、
おいしいパンケーキの食べ歩きレポートや、
自宅での試作の様子などをアップしていくと、
次第にブログのアクセス数は増えていき、
世の中には自分以外にもパンケーキ好きが
たくさんいることを実感したそうです。

そして、2度にわたる「1日カフェ体験」に
多くの人が集まってきてくれたことで
さらにその自信が深まります。

けれども、ただの夢物語ではなく、
冷静にプロフェショナルの目を持っていたのが
阿多さんの素晴らしいところです。

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「家でも食べられるものを提供しては意味がないんです。
わざわざ来てまで食べたいと思ってもらえるものを
どうやってつくるかが大切だと思います」

そしてその視点を形に落とします。

・入手困難な素材をあらかじめレシピに加える
・高性能のグリドル(焼き台)を設置する
・焼く技術を磨き、焼き立てを提供する
・甘いもの以外の「食事系パンケーキ」をメニュー化する

などなど。

元々ライターの仕事をしていた経験によって
「どうしたら人は反応してくれるか?」を
しっかりと考えていたことが大きなポイントだったようです。

けれども、そうした「きちんとした戦略」も
パンケーキに対する深い愛があってこそ生きるもの。

「パンケーキは人を幸せにする食べ物だと思うんです。
私にとって、パンケーキづくりは仕事というよりも
趣味に近い感覚。とにかく大好きなんです」

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自分が心から「好き」と思えるものを、
きちんと「商売」として成立できるように掘り下げる。
ここには、飲食店の原点があるように感じます。

(子安)


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2011年12月06日 10:35

政治の舞台裏

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第10回のゲストは、テレビ朝日政治部記者の山崎陽弘さんです。
農業への影響が大きいTPP問題などを中心に、
普段なかなか聞くことの出来ない政治の舞台裏をうかがいました。

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山崎さんは首相官邸キャップをしていらっしゃいます。
官邸キャップとは、現場を仕切る管理者でありながら、
現役の記者として首相官邸の情報に間近でふれる、
まさに政治の現場を知り尽くしている立場です。

そもそもTPPとは、という解説からはじまり、
APECに至るまでの野田政権の混乱ぶり、
そして話題となったTPP参加表明の1日延期など、
普段は聞くことのできない現場の様子が語られます。

また山崎さんと番組にて共演している永島学部長からも
講義の途中で様々な意見や問いかけがなされ、
さながら収録現場を見学しているようです。

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TPPとしてよく語られる問題としては、
関税の撤廃による農産物への影響があります。
農水省は米だけでも2兆円のダメージを受けると試算しています。

永島学部長からも、外国産でも美味い米があるというお話がありました。
アメリカ産米でも、もともと日系人が作っているなど、
今や美味しいお米も多いそうです。

また山崎さんは、問題はそれだけではないと話します。
農業に関連する問題では、例えば残留農薬の基準について。
アメリカと日本では殺虫剤の基準に80倍程度の差がありますが、
このようなルールもこれから定めていく必要があります。

同じように原産地規制、SPS(衛生植物検疫)、TBT(貿易の具術的障害)など、
TPP協定交渉では24もの作業部会が設けられているそうです。
「あらゆる分野において、これから議論がおきていくでしょう」
と山崎さんは語ります。

質疑応答では「どのアナウンサーが一番可愛いか」なんて質問や、
その回答をクルーが熱心にメモするという和やかな場面もありましたが、
TPPの問題を中心に、終始熱を帯びた議論がなされました。

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世界では自由貿易化の流れが進んでいきます。
その中で私たちの「食」をどう守り発展していくのか。

これから向き合わなくてはならない課題に
あらためて気付かされました。


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