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2011年11月24日 16:36

キャラクターと役割

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11月13日のセッションは来年山本太郎さん主演の映画『EDEN(エデン)』の公開を控え、現在も来月クランクインする映画のオーディション真最中である武正晴監督にご登壇頂きました。

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まず初めに武監督からオーディションに関して、
「100人のうちの一人に出会いたい。
その一人であっても役が無いこともある。
ただ、今回は役に合わなかっただけ。」
大きな作品になればなるほど役を獲得することは難しくなる。いくら努力してもいくら芝居が上手くても役を貰えないこともある。だからそれで自信をなくして落ち込む必要はないとおっしゃっていただいた武監督。
自分が影響されてきた俳優たちのようにいつか自分も俳優として後に続く人達に影響を与えられるような俳優にがなってもらいたいし、生涯を通してそんな作品、役に出会える事のほうが価値があるんじゃないかと勇気づけられるお言葉を頂きました。

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さて今回のテキストは以前武監督が書かれた“コメディー”のシナリオ。
今回のセッションのポイントはこの“コメディー”というところにあったかも知れません。
まずクルーが自分達なりに準備してきたものを演じて見せたのですが、台詞通りに進めたはずなのにコメディーには見えませんでした。
「コメディーにはキャラクターが必要だが、通りすがりのキャラクターではダメ。印象に残るキャラクター。そしてストーリー上の自分の役割を明確にすること。自分の役だけでなく、相手役を活かす事を考えることが、自分の役を活かすことにもなりストーリーを面白くすることにもつながる。」と武監督。
それを踏まえ演じるクルーでしたが、少しずつキャラクターが見えてくる人もいましたが、なかなか吹っ切れず難しいようでした。

“そのキャラクターはどんな人物なのか?容姿・服装・年齢。
観客にハッキリとどんなキャラクターか提示するためには自分で具体的に分かっていなければならない”
武監督の口からしばしば出てくるこの“具体”という言葉。
今回演じた、ある役者へも
“舞台と映像は違う。キャラクターをそんなにバタバタ演じる必要はない。どう具体を入れていくか。細やかに、ディテイルを意識すること。”
というアドバイスがありました。

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クルーそれぞれがこの4時間の中で何とか面白くしよう、前の人とは違うアプローチをしようと、もがき苦しみ最後の組の芝居でようやく形になりましたが、武監督からは最低でもこのレベルを持ってきて貰えて、やっと演出が入る。と厳しいお言葉を頂きました。

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今回のセッションで気付いたことは、このシナリオをコメディーとして捉えていた人がほとんどいなかったのではないかということ。武監督もおっしゃっていました。
「この場所は間違ってもいい。
とにかくトライすること。
自分のやったことのない事をやってみること。」
楽な方ではなく、常に難しい方に挑戦していくことで自分の新たな一面も見えてくるだろうし、その挑戦が自分の糧となり成長に繋がるのだと思いまいた。
これは役者だけでなく全ての人に言えることですね。
今回のセッションを踏まえてそれぞれが更なる高みへと挑戦する気持ちで次回から挑んでいってもらいたいと思います。


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