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2011年11月30日 16:07

共に戦う力

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ゲストはAPカンパニーの米山久さんです。
今やメディアで見ない日はないというくらい、
第一次産業との連携で注目を浴びている米山さん。

飲食業界において、独自のフィールドを生み出した
米山さんに創業から今日までについて語って頂きました。

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米山さんが飲食店として独立したのは30歳の時で、
当時は創作料理ブームや大手チェーン店の安心感や
知名度が優先される時代でした。

どうしたら選んでもらえるのか
何をお客様に届けたいと試行錯誤しているうちに、
生産者から直接仕入れることによって安価でお客様に
提供できるのでは?と考えたそうです。
その際に提供していた地鶏に着目したことがスタートでした。

生産者から直接仕入れることは、本来仕入れる必要のない部位まで
抱えてしまうこともあり、ロスを生んだり、在庫を抱えるリスクもあります。

生産者と直契約をするというところまでは、リスクはあるものの
まだ発想に至る範囲なのかもしれませんが、米山さんは
ご自身でも宮崎にて農場を運営しています。

実際に何度も宮崎に足を運ぶことで、
第一次産業が抱える、後継者や様々な問題を知ることになりました。

生産者の方々と触れ合うことで、「この人たちのためにも頑張ろう、そのためにはもっと店を出そう」
そう思い、それが米山さんの原動力になったそうです。

実際に農場を経営することによって、宮崎に100名あまりの雇用を生みだし
地域活性化につながっています。

また全国の中でも知名度のあるブランド鶏ではなく、
まだ当時メジャーではなかった宮崎地鶏に着目した点も大きく異なる点だと思います。

お客様に届けるのはお店の中だけのサービス・お皿の上のパフォーマンスだけではない。
生産者の方たちの「想い」までも届けることによって、提供するお店の従業員も
お客様に伝える言葉が変わってきます。
「本気」の度合いが違うと米山さんはおっしゃいます。
実際にアルバイトにまで生産の過程をしっかりと伝えるられるように
教育にも力を入れています。

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お客様を喜ばせながら、第一次産業の活性化をし結果、事業が社会貢献になる。

ただ単なる産直居酒屋ではなく、現地に根をはって子会社を作ることで
様々な情報が集まり、一緒に切磋琢磨していくことで、
より強いメッセージ性を発信することができるのでしょう。

まだまだ地方には沢山の宝やヒントがあるとおっしゃいます。
今度はどんなものが登場するのかとても楽しみです。

(原田)


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2011年11月30日 14:26

湧き上がってくる感情のままに

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11月20日第6回目のセッションは大森立嗣監督にご登壇頂きました。

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大森監督はクルーがそれぞれ自己紹介を終えるとすぐにシーンの準備をするように指示しました。
まず大森監督のスタイルとして驚いたのは、役者と同じ視点で芝居を見るということ。

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役者が地べたに座って演じるシーンであれば、監督も同じように地べたに座り役者が想像力で
作り出した場所に入っていくようなそんな役者への心遣いを感じました。
シーンに入るクルーが役の準備に舞台につくと、大森監督は彼らに

「自分の感情の赴くままに進んでいってごらん。
台詞通りに進めようとか台詞が飛ぶのを恐れずに、起きてくる感情について行ってごらん。」

そして大森監督は今からシーンに入る彼らに役がいる場所、
置かれている状況などを指示や説明ではなく想像力を膨らませるように伝え、
舞台上のクルーはその言葉に導かれるように自分の役の世界に集中して行くのが感じられました。

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「集中して、用意スタート」

このスタートの声にも役者の作り上げた雰囲気を壊すまいとする大森監督の心遣いを強く感じました。
しかし今回男女共に長台詞ということもあって、台詞を思い出しながら
シーンを進めていくクルーや、少しずつ感情が生まれ始めても
感情がやってくると台詞が飛んでしまう人が殆どだったのには
残念というよりもったいないなと感じました。
台詞が出てくれば感情も台詞に乗って流れ出たはずなのに(泣)

それとは逆に台詞は出てきても、感情が上手く出てこない人や
無理に感情を引き出そうとする人もいました。
そんなクルー達に大森監督は
“集中しリラックスして台詞や相手役に反応して素直に演じればいい。
感情は勝手に湧き上がってくるもの。意識して出てくるものじゃない。”
と仰っていました。

そして今回のような長台詞で更に感情表現が必要とされるシーンでは
個々の癖や準備の足りなさが露呈するのも分かりました。

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なかなか役の状況や感情を掴めないクルーには、会話の中で
プライベートな部分を探り役への共感を得る中からシーンへ導いたり、またあるクルーには、
“もっと遊んでみる、演じることを楽しむ、思い切って大胆に演じてみること。自分の小さい枠に収まるな。
自分がどこに行くか何を感じるか分らない楽しみも感じて欲しい。そのためには飛び込む勇気も必要だ”
などクルー一人一人と向かい合ってアドバイスして下さいました。

今回のセッションで大森監督がクルーたちに求めていたものは、
俳優が持つ強い自意識から離れ、自分の想像を超えた世界へ
どれだけ飛び込むことができるか、ということではなかったのではないでしょうか。

皆がこの一週間必死で準備し色んな事を考えてきたと思います。
しかし今回のセッションを通して所詮自分の想像できる範囲の中の事でしかないということを感じました。
準備してきたことを全て忘れて投げ出した時、
もしかしたら自分の中では想像し得なかったものが生まれてくるかもしれない。
今回の課題は未知への感覚に触れ、
自分のキャパシティーを超えることが出来るチャンスだったかもしれません。
スクーリングパッドという場所はオーディションの場でもあるが、自分を試す場所でもある。

第7期も折り返し地点に来ましたが、是非残り半分のセッションを
クルーそれぞれがしっかりとした目的意識を持って挑戦し続けてほしいと思います。


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2011年11月29日 17:35

弱者の戦略

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ゲストは豚組をはじめ繁盛店を経営する
グレイス代表の中村仁さん。飲食店経営者として、
そしてソーシャルメディアの第一人者として
色々語ってもらいました。

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今でこそ「繁盛店」を経営している中村さんですが、
一号店の開業当初は相当に苦労されたそうです。

「『成功』にはたまたまという側面もあります。
でも『失敗』にはきちんと理由があることが多いんです。
ですからそれをお伝えすることは、
似たような失敗を避ける上で、
きっと皆さんの役に立つと思います」

こうして自身の失敗について丁寧に話をしてくれました。

中村さんは居酒屋を始めるにあたって、
当然ですが、お客さんが喜んでくれるであろうことを
色々と試していきました。

・品揃えを豊富にする
・できるだけ売価を下げる
・定休日をなくし営業時間も長く

どれも1つ1つの要素を見てみれば間違っていなそうです。
けれどもどんなに努力をしても繁盛しませんでした。

そしてある時、気付いたのです。
「そもそもすべてが間違っていたのではないか。
自分がやってきたことは大手企業のやるべきことばかりだ」と。

個人店が大手企業と同じことをやっても仕方ない、
大手にはできないことこそやるべきだと考えを切り替えます。

・品揃えをしぼって自信のあるものだけ提供する
・売価にこだわらず、多少高くても売りたいものを売る
・休む時はしっかり休んで英気を養う

などなど根本的なことを変えてから
お店はぐんぐん驚異的に売り上げを伸ばしていったそうです。
これこそが「弱者の戦略」だったのです。

一握りの大手以外はこの弱者の戦略を採用するのが
むしろ正解なわけですから、中村さんの示唆は
まさに万人に通じるものと言えるでしょう。

さらに後半では、飲食店と情報というテーマでも
鋭い指摘を続けます。

「これまでの飲食業界には、お店とお客の両方が
幸せになるような情報ツールはありませんでした。
けれども、新規顧客の獲得だけではなく、
リピーターを増やすということに目を向けると
もっと違う形のサービスがあるはずです」

そして実際に、先日は「miil」という
iPhoneアプリをリリースして、
新たな方向を模索しはじめています。

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飲食店経営者としての顔と、
ソーシャルメディアの第一人者としての顔、
そんな二つの顔を併せ持つ中村さん。
次にどんな手を打つのか大変楽しみです。

(子安)


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2011年11月29日 14:19

飲食店の使命

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ゲストはゼットンの稲本健一さんです。
第一期より連続して登場頂いている稲本さん。

企業のきっかけから
飲食店に対する「想い」までお話頂きました。

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稲本さんは学生時代バーテンダーとして働いており、
仕事は楽しかったそうですがご自身で飲食店をやろうとは
思ってもいなかったそうです。

その後デザイン事務所で働く傍ら、ご自身で夏季限定のビアガーデンを
プロデュースしたことがきっかけでした。

当初は天候に左右されたり近隣住民からの
苦情など、順調とは言えずとても大変な思いをしたそうです。

しかし徐々に口コミなどで広がり、最終日には
近隣は大渋滞で警官が交通整理に出動するまでの
大盛況になりました。

自分が創ったもの・空間に、
人が集まり、そこで人が繋がっていく。
その時に鳥肌が立つほど感動した想いが今でも
忘れられないと稲本さんはおっしゃいます。

「飲食店をやっているとマンネリしてしまうこともあると思う。
そんな時は、自分たちの役割は何なのか
何をしたかったんだろうと立ち止まって見つめなおして欲しい。」
と語ってくださいました。

現在も稲本さんは、プレゼンテーションのためではなく、
自分自身のためだけに企画書を作っているそうです。
形として残しておくことによって、
自分たちは飲食店を通して何を届けたかったのか、
どんなお店にしたかったのかを正確に振り返ることでき
結果お店も自分自身もブレがなくなるのです。

震災後、街から人が消え飲食店が一時閑散とした時、
稲本さんは飲食店は本当は必要な存在ではないのではと考えたそうです。
しかし徐々に街に人が戻ってきた時、
人が集い、そこでまた人が繋がっていく。
街の賑わいを創り出していく、その場所は飲食店しかない。
それが我々の使命だ。
そう確信したそうです。

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最後に、飲食店という舞台を通して何を届けていくのか
その使命に誇りを持って頑張ってほしいと力強く励ましてくださいました。

クルー自身も飲食店に携わりたいと思った原点を
思い出させてくれる熱いセッションになりました。


(原田)


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2011年11月28日 17:50

小さなお店の繁盛論

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ゲストは、ポンデュガールをはじめ
小さな箱のビストロ業態を展開する
リヨンブルーアンテルナショナル代表の
安生浩さんです。

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安生さんは、ポンデュガールのほか、
ガールドリヨン、ポール、テルミニなど
いくつかの大繁盛している
レストランを経営していますが、
いずれも8坪〜15坪と小さい面積の店舗です。

この数年、飲食業界では
「がぶ飲みワイン」系のビストロやバールが
急増していますが、安生さんはまさにその先駆者です。

私自身も何度かお店にお邪魔していますが、
しっかりした料理と、高品質ながらも手頃な価格のワインを
楽しむことができ、本当に良いお店です。

ただし、安生さんはトレンドという観点で
ビジネス的にこうした業態に目を付けたわけではありません。

ずっとワインで何かをやりたいと考えていて、
ある時、雑誌で見かけた1枚の写真から
天啓のような刺激を受け、それを形にしたのだそうです。

そういう意味では、後追いのお店とは
想いの強さがまったく違うでしょうし、
ご自身でも「想いのない店は淘汰されると思う」と
最近の類似業態のブームを冷静に分析しています。

食材と飲み物にかかる原価率がどの店舗でも
40パーセントを越えているという点も
商売だけを考えていたら決して真似できないことです。

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そんな安生さんがこれからの飲食店において
大切だと思うことは「触れあい」だと指摘します。

スタッフ同士のチームワーク、そして
お客さんとスタッフとの心の通い合い、
こうしたものが今後ますます求められていくだろうと
考えているのです。

こうした考えが、組織内の行動(社員旅行に行く、
早く終わった店のスタッフが別の店を手伝いに行くなど)に
表れてしますし、勝手知ったる銀座〜下町エリア以外には
出店を考えていないという戦略にも反映されているのです。

「無理して大きな箱のお店はやろうと思いません。
これからも『必要とされたときに』『必要とされる分だけ』
新しいことをやっていきたいです」

まさに安生流の飲食店論をお話ししてくれました。

(子安)


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2011年11月24日 16:36

キャラクターと役割

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11月13日のセッションは来年山本太郎さん主演の映画『EDEN(エデン)』の公開を控え、現在も来月クランクインする映画のオーディション真最中である武正晴監督にご登壇頂きました。

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まず初めに武監督からオーディションに関して、
「100人のうちの一人に出会いたい。
その一人であっても役が無いこともある。
ただ、今回は役に合わなかっただけ。」
大きな作品になればなるほど役を獲得することは難しくなる。いくら努力してもいくら芝居が上手くても役を貰えないこともある。だからそれで自信をなくして落ち込む必要はないとおっしゃっていただいた武監督。
自分が影響されてきた俳優たちのようにいつか自分も俳優として後に続く人達に影響を与えられるような俳優にがなってもらいたいし、生涯を通してそんな作品、役に出会える事のほうが価値があるんじゃないかと勇気づけられるお言葉を頂きました。

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さて今回のテキストは以前武監督が書かれた“コメディー”のシナリオ。
今回のセッションのポイントはこの“コメディー”というところにあったかも知れません。
まずクルーが自分達なりに準備してきたものを演じて見せたのですが、台詞通りに進めたはずなのにコメディーには見えませんでした。
「コメディーにはキャラクターが必要だが、通りすがりのキャラクターではダメ。印象に残るキャラクター。そしてストーリー上の自分の役割を明確にすること。自分の役だけでなく、相手役を活かす事を考えることが、自分の役を活かすことにもなりストーリーを面白くすることにもつながる。」と武監督。
それを踏まえ演じるクルーでしたが、少しずつキャラクターが見えてくる人もいましたが、なかなか吹っ切れず難しいようでした。

“そのキャラクターはどんな人物なのか?容姿・服装・年齢。
観客にハッキリとどんなキャラクターか提示するためには自分で具体的に分かっていなければならない”
武監督の口からしばしば出てくるこの“具体”という言葉。
今回演じた、ある役者へも
“舞台と映像は違う。キャラクターをそんなにバタバタ演じる必要はない。どう具体を入れていくか。細やかに、ディテイルを意識すること。”
というアドバイスがありました。

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クルーそれぞれがこの4時間の中で何とか面白くしよう、前の人とは違うアプローチをしようと、もがき苦しみ最後の組の芝居でようやく形になりましたが、武監督からは最低でもこのレベルを持ってきて貰えて、やっと演出が入る。と厳しいお言葉を頂きました。

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今回のセッションで気付いたことは、このシナリオをコメディーとして捉えていた人がほとんどいなかったのではないかということ。武監督もおっしゃっていました。
「この場所は間違ってもいい。
とにかくトライすること。
自分のやったことのない事をやってみること。」
楽な方ではなく、常に難しい方に挑戦していくことで自分の新たな一面も見えてくるだろうし、その挑戦が自分の糧となり成長に繋がるのだと思いまいた。
これは役者だけでなく全ての人に言えることですね。
今回のセッションを踏まえてそれぞれが更なる高みへと挑戦する気持ちで次回から挑んでいってもらいたいと思います。


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2011年11月21日 16:12

農業の新しい価値

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第9回のゲストは、株式会社マイファームの西辻一真さん。
自産自消ができる社会へ、をコンセプトに、
レジャー感覚で楽しめる体験農園サービスを提供しながら、
それを通じて耕作放棄地の再生に取り組んでいらっしゃいます。

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子どもの頃から家庭菜園が好きだったという西辻さんは、
休耕地を見て「楽しいのになぜ使わないんだろう?もったいない」
という問題意識を持っていたそうです。

そんな頃、共同創設者である岩崎さんに出会います。
岩崎さんは「自分の子供に農業をさせたいが良い環境が無い」
という想いを持っていました。

その二人の想いが交わり、
休耕地をリメイクして体験農園サービスを提供する
マイファームの事業が始まります。

行政が提供する市民農園など同類のサービスは他にもありますが、
テキストの送付、ニュースレターの配信、インターネットで質問が可能、など、
ITも活用しながら利用者を脱落させない工夫をしっかり取り入れているところが、
マイファームが提供するサービスの強みであると言えます。

「簡単に野菜を作ることはできませんが、苦戦することが大切。
また土地は移動できないので、人に移動してもらうしかありませんが、
そこに楽しさを吹き込むことでミスマッチを解消しています」
と西辻さんは話します。

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同社の提供するサービスは体験農園にとどまりません。
2010年には、農業の担い手を増やしたいという想いから、
より多くの人が自由に学べ、本格的な就農までをサポートする
マイファームアカデミーを設立しました。

就農後にまず問題となるのは売り先ですが、
マイファームアカデミーでは体験農園の利用者がお客様となっているそうです。
就農後も継続的なサポートを行っているところが、
一般的な就農学校との違いであると言えます。

まずは体験農園で農業に親しんだら、次は先生として教える側になる。
より意欲のある人は、出荷をするプロの農家を目指す。

このサイクルをまわしながら、
農業人口を増やしていくことと、農業技術の質を高めていくこと、
その両面に取り組んでいるのがマイファームの素晴らしさです。

また西辻さんは
「農業をなんとかしたい、という共通目的がある中で、
敵とかライバルというのは違うと思っています。
誰とでも協力したいし、みんなで何とかしたい」
と話します。

その言葉を裏付けるように、
同社のマーケティング情報など貴重なノウハウを
惜しげも無く話してくれたばかりか、
質疑応答では「年収は?」という異例の質問に対して
丁寧に答えてくださいました。

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マイファームでは他にも、
畑で農作業をしながら婚活を行う「畑DE婚活」や、
大根の形を競うコンテスト「ダイコンテスト」など、
少し違った視点で農業に新たな価値を吹き込んでいます。

農業が持っている新たな価値に気付き、活用していくことが、
これからの農業ビジネスにおいては大切ことなのだと感じました。


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2011年11月18日 11:38

アイディアを生み出す組織づくり

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ゲストはダイヤモンドダイニングの松村厚久さんです。

いつもパワーあふれる語り口でクルーを引き付ける松村さん。
創業から現在に至るまでを松村さんの生い立ちも含めて
語ってくださいました。

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今から10年前、1号店となる「VAMPIRE CAFE」を銀座にオープンさせた際、
松村さんがこだわった点は内装やコンセプトはもちろんですが、「広報力」でした。

女性誌やグルメ誌などありとあらゆるメディアにオープンプレスパーティーに来て頂けるよう、
当時のスタッフに「アポイントが取れるまで会社には戻るな!」と言ったそうです。

まだ1店舗目、そして開店前に広報に着目するとは、やはり松村さん目線が違います。
その結果ほとんどのメディアの方々に来て頂くことができ、
オープンプレスパーティーは大盛況に終わりました。
コンセプトの面白さから各メディアが記事にし、人気店へと成長していったのです。

現在でも年間1,000件の取材獲得ノルマを掲げて、日々情報発信をし続けています。
松村さんご自身も、ツイッターやFacebook・ブログなど様々なツールを使って
情報発信をしています。

また広報以外に制作・グラフィックにも力を入れています。
様々なコンセプトを持つダイヤモンドダイニングだからこそ、
新店舗のメニューやDM、既存店のメニュー改訂などスピーディーに対応しなければなりません。
現在の規模になっても1店舗1店舗自社で制作しているそうです。

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松村さんは
1.お客様を喜ばせること
2.コンセプトを外さないこと
3.予算に基づいた適正な利益を上げること
以上の3つを守るのであれば、何をやってもいいと社員に言っていますとお話してくださいました。
権限委譲をすることで各分野の人材が成長していき、
新しくまたユニークなアイディアを生みだすことができるのでしょう。

このような柔軟性のある組織づくりにも成長の秘訣が隠されていました。

松村さんご自身もアイディアを得るために、色々な人と会い、
色んな所に行き、常にアンテナをはっているとお話してくださいました。
これは前回のセッションの際コーポレーション中島さんが
お話してくださった内容と共通している点です。

最後に中村学部長より「出店を続けていく中で不安はないですか?」との問いがありました。
「不安はありません。やれないことのほうが不安です。」
と松村さんは力強くおっしゃいました。

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次は、海外進出。
海外での200店舗体制を掲げています。
今後の展開が更に楽しみです。

(原田)


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2011年11月10日 16:42

演技とは理解すること

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10月30日と11月6日のセッションは2週にわたり田島大輔さんにご登壇頂きました。

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まずセッションが始まる前に李学部長からクルーの皆さんに、“オーディションのコツ”(10月30日)“芸名について”(11月6日)をお話下さり、自分自身を理解し、セルフ・マネジメントすることの必要性を教えて下さいました。

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「自分はどういう人生を送ってきたのか、これから先をどう切り開いて行こうと思っているのか」自分自身のスタンスをしっかりと持つことが大切だと教えて下さいました。
また、クルーひとりひとりの名前を改めて呼び「名」の響きだけで受けるイメージや、文字を見た時のイメージを伝えて下さり、実際に芸名を考えて下さる一幕もありました。

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クルーの皆さんにとって、改めて自分自身と向き合うきっかけになったのではないでしょうか?

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田島さんによるセッション課題は、不朽の名作である向田邦子さんの「冬の運動会」の一節を選んで下さいました。

「演じるということは、役になりきることではない」
まずは“テーマ”“ストーリー”“人物設定”についてよく考えることが大切で、それを理解していれば自ずと表現できるはずだとおっしゃる田島さん。

クルーの皆さんに問いかけ、考える時間を与えて下さりながらセッションを進めて下さいました。

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ただ台詞を覚えて口にするだけじゃ何も伝えられないということを再確認できたのではないかと思います。

「芝居はキャッチボール。一人だけで芝居をしているのではなく、相手があってこそ。また、相手を<粒だてる>ことによって、自分を<粒だてる>ことになる。」というお話がありました。

また、「“私とあなた”と“あなたと私”同じようで全く違う二つの言葉。
“私とあなた”ではなく“あなたと私”の精神を大切に、相手のことを考えられる心を鍛えて欲しい」というお言葉がとても印象的でした。

心構えや準備段階ですべきことは一度目のセッションでお話頂き、クルーの皆さんもその準備を踏まえて2度目のセッションに。

2度目のセッションでは本読みと立ち芝居をみて頂きました。

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本読みの段階で、映像を思い浮かべられるようにテンポを変えたりトーンを変えたりと自分なりに工夫できたクルーは残念ながらいませんでした。
立ち芝居に入ってからも、台詞がしっかりと自分のものにできているクルーは見受けられず・・・。甘えを感じざるを得なかったのも事実です。

また課題とは別に、巨匠・黒澤明監督と脚本家・橋本忍さんとの関係や、どのようにして沢山の名作が出来上がったのかを2週に渡りお話下さいました。


最後に田島さんから「“俳優になる”そう決めてやる限り、どんなことをしてでも叶えてもらいたいと願う。教えてもらえる等、受け身だけではなく本気で取り掛からなければいけない。いずれ現場でお会いしましょう!頑張って下さい!」と激励のメッセージを頂きました。


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2011年11月09日 15:33

時代を読み解く力

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ゲストは、「飲食業界のドン」と呼ばれる
際コーポレーションの中島武さんです。

かもしだす独特のオーラには、
ピリッとした緊張感が漂います。

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実は飲食店を始めたのは中島さんが42歳のときだったそうで、
意外なご経歴にクルーも驚いていたようでした。

中島さんは現在300店舗ほど展開されておりますが、
複数店舗展開している業態と個店での業態と様々です。
クルーの大半は、後者の個店としてのビジネスを考えており
個店として「どうやって戦っていくか」を中島さんの切り口で語って頂きました。

時代が変化して行くと伴に、飲食店の在り方も変化していきます。
もちろんファッションと同様に、流行・廃りもあります。
その中でどうやってお客様に選ばれる存在になるかがとても重要です。
そこには「個性」と「客観視」というキーワードが隠されていました。

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・何を売りたいかを明確にする
・売り方を徹底的に考える
コンセプトを明確にしなければ、お店の「ウリ」はなく
顧客を魅了することはできません。
それは商品に限定せず、サービスや提供の仕方でもいいと
アドバイスしてくださいました。

ただ「個性」を出すことは紙一重で、時に独りよがりになってしまい
少しのズレが大きく間違った方向に進んでしまう場合もあります。
本当に今の時代・マーケットに求められているのかを
しっかりと見定めなければなりません。
「個性」と「時代」をリンクさせしっかりと読み解く客観性も備わらなければ
勝ち残っていくことはできないでしょう。

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そのためには、
・現場に立つこと
・色んな場所に行き、沢山の物・人を見ること
・アイディアが生まれる環境に自分の身を置くこと
時代を読み解くヒントは常に様々な場面に潜んでいます。
それを見つける目線を養うことと、取り入れる柔軟性が必要だと
語ってくださいました。
現在も変わらず厨房に立つ中島さんだからこそ説得力のある言葉でした。

(原田)


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2011年11月09日 11:39

ハイエナ流飲食論

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「ロードサイドのハイエナ」の異名を持ち、
「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」などの
店舗を経営するエムグラントフードサービスの
井戸実さん。スクーリング・パッド初登場です。

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あちこちで「暴論」「極論」を発し、
批判されることも多いと自ら認める井戸さん。
けれども、実際には大変丁寧に、そして紳士的に
話をしてくてます。

「わざとそういうキャラに設定しているんです。
そうしておくと、実際会った時に普通にしていても
『意外と良い人』と勝手に受け取ってくれるんですよね」

このあたりからしてまさに戦略的です。

そして、井戸さんはその戦略的視点で
飲食業界に新風を巻き起こしています。

「大手チェーンには新しい発想はありませんよ。
でも僕らはベンチャー。柔軟な発想とスピードを
ちゃんと持っていれば、十分に勝てるんです」

「これまでのチェーン理論はもう通用しません。
例えば、チェーンはすぐに味やサービス、店内環境の
『標準化』をしたがります。でもそれでは
動きも遅くなるし、進出や撤退もやりにくい。
僕らはセントラルキッチンなんて作りませんよ」

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そして創業から6年で、すでに200店舗以上を経営し、
昨年の外食企業の中で見事成長率ナンバーワンを
獲得しています。

井戸さんは店づくりにおいては、
自らの美意識やこだわりは入れないように
気をつけているそうです。

そしてそれができるかどうかが
ビジネスとして大きくできるかの境目だと
考えているとのこと。

「勝てると踏んだ領域でしか戦いません。
不毛な争いに参戦したって
何もいいことありませんからね」

こうした考えは、ビジネスとしては当然ですが、
「好き」「自己表現」「自己実現」などとの
距離が近い飲食店経営においては、
頭では理解しても意外と実践できないものです。

実は井戸さんは計画的に起業したわけではなく、
目の前にたまたまチャンスが転がってきたから
そうなったのだそうです。

そうした好機を見逃さず、きちんと戦略的に考えて
ビジネスを組み立てたからこそ
今の同社の躍進があるのでしょう。

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2年連続で成長率ナンバーワンを狙っていると
公言している井戸さん。
今後の新たな動きにも要注目です。

(子安)


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2011年11月09日 10:49

ITを活用した農業経営

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第8回のゲストは、農業生産法人新福青果の新福秀秋さん。
農業で他産業並みの安定した収入と生活を実現することを目指し、
大規模で先端的な農業経営に取り組んでいらっしゃいます。

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直営農場313ヶ所、農地150ha以上、従業員72名という
大規模な生産法人となった新福青果ですが、
最初から法人化を目指していたわけではないそうです。

元々はサラリーマンだった新福さんですが、
農業を始めてからは土日も関係の無い生活となり、
ご家族からも不満が出てくるようになります。

「奥さんに土日祭日は休みにすると宣言しちゃったんですよ」

そこから、新福さんの「農業経営」が始まりました。

休日をもうけて、雇用を安定させるという、
他産業では当たり前のことを農業でも実現させる。
そのために、会社組織にすることを考えました。

ところが当時は会社として農業をすることに前例がなく、
農協、行政、銀行からは相手をされないなど、
たいへん苦労も多かったそうです。

それでも多くの工夫を重ね、
企業規模を拡大していきます。

例えば産地廃棄野菜の活用。
外見重視の現在の規格では、中身は変わらないのに、
見た目が悪いという理由だけで多くの野菜が産地廃棄になります。
そのロスをA品の価格にのせるところも多いようですが、
廃棄野菜を「もったいない」と思った新福さんは、
それらを活用するために、自ら加工事業も始めます。

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そして、農地の担い手がどんどん減少するなか、
「頼まれたら断れない性格」と自ら話す新福さんは、
どんどん農地を引き受け、自ずと規模も拡大していきます。

規模の拡大に伴い様々な問題も発生してきますが、
その解決に「IT」を活用しているところが、
新福さんと他者との圧倒的な違いであると言えます。

例えば従業員の移動にはGPSを活用して「移動の見える化」を行いました。
そうすることで分散している農地への移動ロスの改善を図ったり、
移動中に事故などが発生していないか確認することを実現しました。

またベテランのノウハウを口頭で伝えることには限界があります。
そのため現場の写真とコメントなどをシステムに登録して共有することで、
独自ノウハウやルールを体系化し、収量・品質の維持に役立ています。

ITを活用することで生産、経営、販売の見える化を行い
生産から消費を結ぶバリューチェーンを構築する。
それによって農業フランチャイズ化の可能性も見えてくると話します。

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TPPや食糧問題など、日本の農業が直面する課題のために、
大規模に農業を経営していくことの重要性が増していますが、
新福さんはその先頭に立ち、実践されている方なのだと感じました。


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2011年11月04日 16:02

客観視することの大切さ

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ゲストは、街づくりのプロフェッショナル
入川スタイル&ホールディングスの入川秀人さんです。

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「カフェ」と一口に言っても色々な業態がありますが、
「カフェ」が持つファッション性やスタイルに憧れて
将来カフェをオープンしたいという方も多いのではないでしょうか。

しかし、入川さんがプロデュースされているカフェの
裏側には、緻密な分析がされているのです。

入川さんは「カフェを通した街づくり」を掲げていらっしゃいます。
街づくりを行うためには、その街、住人・ワーカー、その方達の生活スタイルを深く
知らなければ開発の方向は導き出せません。
入川さんは、「立地×ターゲット=機能」という公式でエリアを徹底的に分析しています。

その情報収集の念密さに、クルーも圧倒されていました。

また具体的に事例を挙げて説明して頂き、より情報収集や開発の方向性の
ポイントがリアルになったようです。

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「地域に寄り添い、コミュニティを育む姿勢を大切にする。」
それぞれの地域に合わせたライフスタイルの提案や情報発信をしていくことで、
地域の人が集い、新たなコミュニケーションの場としての役割をカフェが担っていくのでしょう。

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最後に、入川さんより
「客観的に街を見ること。客観的に自分を見ること」という言葉を頂きました。
時には勢いも必要かもしれませんが、自分の想いが強すぎて街やお客様が求めているものを
見失ってしまうこともあります。
冷静かつ客観的に街と自分を見ること。力強い言葉でクルーを励ましてくれました。

集めた情報が自分の自信につながり、結果、地域にとっても必要とされる存在になっていくのでしょう。

(原田)


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2011年11月04日 15:19

人となり

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10月23日のセッションは2012年5月に映画『宇宙兄弟』の公開を控えている
森義隆監督にご登壇いただきました。
スクーリング・パッド初登場です。

20111104act001.JPG

まずは、セッションが始まる前に李学部長が“クルーの皆さんにどんな俳優になってほしいか”を
原田芳雄さんのお名前を挙げお話くださいました。
惜しくも2011年7月にお亡くなりになった原田さんとの撮影秘話や、映画について語り合った
思い出話等の、貴重なお話をされました。
最後に、「原田さんのように沢山の人から慕われる大きな存在になって欲しい」と締めくくられました。

続いて、森監督のセッション。
「役作り等は考えなくて良い。相手との芝居を通して何かを掴んでもらえたら・・・」と
初めにお話がありました。

そして森監督へ向けて、クルーの自己紹介を行いました。
実際のオーディションと同じような緊迫感もありましたが、
森監督が色々と質問を投げかけてくださると、次第にクルー達の普段の姿が見えてくるようでした。
クルーそれぞれの“人となり”を探り、理解しようとしてくださる森監督。
柔らかな物腰の中にクルーひとりひとりの本質を見抜く目が印象的でした。
「単純にプロフィールをみるだけではなく、話している中で個々が持っている雰囲気や魅力は伝わる。
それぞれが持っている“人となり”と役柄をどう掛け算できるかを考えている。
極論を言えば、芝居をみなくてもキャスティングができると思っている。」
と、監督が常にそれぞれの個性や人となりを大切にしていることをお話下さいました。
そして、今回ご用意頂いた課題の配役を森監督自らが行い、
どういう設定なのか役柄の関係性も詳しくご説明下さった後、演技課題に入りました。

20111104act002.JPG

一人ずつクローズアップし、台詞を話している時も話していない時も、
モニターで顔のアップを映し出すことで心の奥まで見えてくるように感じました。

20111104act003.JPG

最後に、森監督から「今後も“トライ&エラー”を繰り返し、沢山挑戦してください。
こういう訓練を重ねて磨きをかけて欲しい。」とメッセージを頂きました。

監督のお言葉通り、失敗を恐れず、今後も前に進んで行きましょう!


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