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2011年07月28日 18:00

バゲットは僕らの存在意義

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ゲストはスクーリング・パッド初登場、
渋谷と丸の内にある「VIRON」という
パン業態で有名なル・スティルの西川隆博さんです。


20110716n-1.jpg


そもそも実家の家業がパン屋さんである西川さんですが、
その苦労を重々知っているだけに
「パン」の未来については真剣に考えたそうです。

「このまま安いパンを売っていっても、パン屋に未来はない」

そう考えた結果、最高のバゲット(=フランスパン)を
作ろうという結論に至ります。

フランスに渡り、おいしいバゲットを探す中、
最後に決めたのがVIRON社の小麦を使ったものでした。

ハードな交渉を経て、日本でVIRONの小麦粉を使い、
VIRONの名を冠したパンの店を開くことになります。

現在、渋谷店では960本、丸の内店では600本もの
バゲットが一日に売れるそうです。
しかも週末には早々に売り切れてしまいます。

何とVIRONでは、バゲットを50分に1回、
ずっと焼き続けているのだそうです。

「すごくこまめにわけて焼いています。
それは、お客さんに最高の状態のバゲットをお渡ししたいから。
もちろん、バゲットを買ったお客さんがいつそれを食べてくれるかはわかりません。
けれども、パンは焼いたそばから劣化していく。
僕らにできることは、せめてベストなものを買っていただくことです」

こういうポリシーを持っているからこそ、
もっと売れるとしても、作りだめはしませんし、
その場で焼くことのできない百貨店や催事には
間違っても出店することはないのだそうです。

「僕らのバゲットは、かなりいいレベルまで来ていると思います。
しっかりとこだわって、その分、適正な価格で売りたいんです」

価格競争に埋もれることなく、
VIRONは独自の価値を提供して、
それがきちんと支持されています。


20110716n-2.jpg


そして、丸の内では「エシレバター」を掲げた
お店も展開しています。

ここではエシレバターたっぷりの
クロワッサンなどもありますが、
「日本一のフィナンシェ」をつくると決めて
それを販売しています。

一般的には100円台のものが多い中、
西川さんは1個300円という値付けをしました。

当初は関係者からも猛反対されたそうですが、
いざオープンしてみれば、連日たくさん売れています。

「スペシャリテをしっかりつくって、それが売れれば、
しっかり利益の出る構造をつくりたかった。
そうでないと続けていけないですから」

モノの品質にしっかりとこだわる職人的な側面と、
事業・雇用を守るものとしてのビジネスマンの側面。

その両者をしっかりと共存させていることが
VIRON、そして西川さん率いるル・スティルの
強みであることを実感しました。

(子安)


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2011年07月28日 17:20

農業ビジネスデザイン学部 第5期が開講!

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農や食にまつわるビジネスをデザイン(創造)するための学部
「農業ビジネスデザイン学部」第5期が7月20日に開講しました。


震災の影響もあり例年より遅いスタートとなりましたが、
31名の個性豊かなクルーにお集まりいただくことができました。


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まずは農業ビジネスデザイン学部の風物詩、
「永島学部長が炊いた米をクルーが持ち寄ったおかずで食べる」
ことから始まります。

さすがは農や食に関心の高いクルーの皆さん、あっという間に豪華な食卓が完成。
持ち寄った食材の説明などもしながら、自然と会話もはずみます。

そして、いよいよ第1回目のセッションが開始。
まずは永島学部長から今期にかける想いなどが語られました。


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「鯉農法」って知っていますか?

今日のお米は、無農薬で作るために鯉を活用した農法で作られているとのこと。
さっき食べたものの背景が、さっそく見えてきます。
そうやって食べることを楽しみながらできたら、と話す永島学部長。
「おいしい」を中心に考えることで、色々なものが変わっていくと語ります。

続いてクルーの自己紹介へ。
農業や地域プロデュースのキーワードにピンときたクルーたちから、
それぞれの想いが語られました。


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自分のスキルを活用して農業ビジネスに携わりたい方。
農的な暮らし・コミュニティに興味のある方。
一年後に一次産業に関わることを今日宣言してきました、という人も。

年齢も職業も異なる、多種多様なクルーたちですが、
偶然にも生年月日が全く同じ人がいることが判明して笑いがおきるなど、
楽しい雰囲気で進んでいきました。


20110720-4.jpg


個性的な面々の自己紹介を聞き、永島学部長からは
「それぞれの個性とスキルを活用すれば、海外支援や国を動かすことだって可能」
という夢のある話も。

これからのセッションでクルーの皆さんがどのように変化し、
そしてここから何が生まれていくのか?
とても楽しみです!


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2011年07月28日 11:05

『チャイムが鳴り終わるとき』

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映画俳優コース3期生のカトウシンスケさんより、ご自身が出演される舞台のご案内です。
同じく3期生の鹿野浩明さんと武本健嗣さんも出演されます。


いつもお世話になっております。

映画学部俳優コース3期のカトウシンスケです。
所属するオーストラ・マコンドーの本公演のご案内です。

同じ3期の鹿野浩明や武本健嗣も出演します。是非ご来場ください。

初脚本の長編映画『Lost & Found』で、オースティン映画祭でグランプリ受賞の他、
世界各国の映画祭で入賞し、『月刊シナリオ』に脚本が掲載され注目の荒井真紀を脚本に迎え、
キャストには、中村麻美さん(「富江」、「東京ゴミ女」、「せかいのおわり」)や
郭智博さん(「花とアリス」、「夜のピクニック」、「青の瞬間」)など映画でご活躍される
素敵な俳優さんを始め、水崎綾女さん、藤本七海さん、
そして、小劇場界を席巻する猛者達が揃いました。
オーストラ・マコンドーでしか味わえない時間を是非ご堪能ください。


オーストラ・マコンドー
3rdオーストラ
『チャイムが鳴り終わるとき』

作:荒井真紀
演出:倉本朋幸

音楽:碇英記
主題歌:MOGMOS

【出演】
郭智博
水崎綾女
藤本七海

梅舟惟永(ろりえ)
神戸アキコ(ぬいぐるみハンター)
白井珠希
後藤剛範(国分寺大人倶楽部)
松永大輔
鹿野浩明
武本健嗣
大石憲
伊佐美由紀
根本沙織
大森茉利子
小林そら
斉藤央
照井健二
植浦菜保子

カトウシンスケ
兼多利明

MOGMOS

中村麻美

【劇場】
吉祥寺シアター
(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22)

【日程】
2011年8/10(水)〜14(日)
10(水)19:30★
11(木)19:30
12(金)14:30☆/19:30
13(土)14:30/19:30
14(日)11:30/16:30
★…プレビュー公演(3,200円<前売・当日共に>)
☆…平日昼割引(3,200円<前売・当日共に>)
※開場は開演の30分前です。

【チケット】
<全席自由・税込み>
前売 3,500円
当日 3,800円

ペア割引 前売6,400円(予約のみ)
高校生以下 前売2,500円/当日2,800円(要証明)

★プレビュー公演 3,200円<前売・当日共に>
☆平日昼割引 3,200円<前売・当日共に>

【ご予約】

http://ticket.corich.jp/apply/29058/shi/↑からご予約いただくか、直接カトウシンスケまでご連絡ください。

【お問い合わせ】
オーストラ・マコンドー
tel:090-6000-3959(アイザワ)
mail:info@austra.tv
web:http://www.austra.tv
ご連絡お待ちしております。


カトウシンスケ
www.botchism.com
twitter ID : shinbotch


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2011年07月15日 16:30

「8月はBEER FESTA ! 」

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レストランビジネスデザイン学部2期生でチーズ@ラボ主宰の佐野さんより
ワークショップのご案内が届きました。


レストラン2期の佐野加奈です。
場所はおなじみ、レストラン学部1期の山本&上吹越さんのニーヨンナナ食堂で、
「チーズとワイン教室」を7月からスタートしました。

7月はおかげさまで大盛況!

次回、 8月のテーマは「8月はBEER FESTA ! 」です。

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真夏限定。エビスもプレミアムモルツもラガーもおいしいけれど、いろいろ世界の
ビールを飲み比べて、自分好みの味わいをみつけてみませんか?

イギリスやドイツなど、ビールがおいしい国にも素敵なチーズはあるのです。

4〜5種類のビールとたっぷりチーズ、焼き立てパンをご用意しますので、
週末のランチにいくように気軽にいらしてくださいね。


「チーズとワイン教室in 246+1食堂」
日程: @ 8月7日(日)A 8月27日(土)
時間: 13:00〜15:00
場所: ニーヨンナナ食堂(渋谷区渋谷2-8-11 http://2461kitchen.com
定員: 15名
参加費: 3,500円
申込方法・お問合せ:
「名前」「人数」「スクーリングパッドのクラス」「当日の連絡先(電話番号)」を明記のうえ
(info.cheeselabo〇gmail.com)までお申込みください。
※〇を@にかえてメールください。

注意:教室の内容は@もAも同じです。ご都合よろしい方でお申込みください。

9月からは「フランスワイン」「イタリアワイン」「スピリッツ」などをテーマにする予定です。お楽しみに。


チーズラボWEBもよろしくです!
http://www.cheese-labo.com
246+1食堂(ニーヨンナナ)
http://2461kitchen.com/wordpress/

オフィスチーズラボ
佐野加奈(R2期)


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2011年07月14日 14:12

人が人を呼ぶ

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“サービスの神様”という異名を持つほど、カジュアル業態でも
質の高いサービスを提供することで支持を得ている(株)HUGE代表取締役の新川義弘さん。
今回は現場主義ならではのリアルなお話をしていただきました。


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独立前に勤めていた会社は人の出入りが激しかったそうですが、
当時の新川さん自身も、同情も反省もしていなかったそうです。
その結果、沢山の優秀なスタッフを失ってしまった。
そのことに気づき、独立するときには「人が辞めない会社を作りたい」と思ったそうです。

そのために教育に力を入れるのはどの企業も考えることですが、
新川さんは、能力が上がるにつれてマネジメント能力を求めるようになっていく傾向をあらため
それぞれの専門分野でのスペシャリストを育てていこうという考え方に変わっていきました。

社内で行っている研修は自分の意思で参加することを重視しているので
アルバイト・社員という立場も関係なく、自由参加となっているそうですが
アルバイトスタッフの参加率もかなり高く、研修の参加をきっかけに
ソムリエの資格をとる人も多くなったそうです。

新川さんが手がけるお店はどれも大箱ばかりなので
13店舗の今、スタッフの人数もかなりのものです。
それでも末端のスタッフにまで新川さんの想いを届けるのは大変なことです。

実際に会社の内情が大変なときでも、
正直にお話してくださるゲストの方はほとんどいませんが
新川さんは自分が感じている問題点を、隠すことなく
クルーに実例として話してくださいました。


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その上で、「これを今、修正できないと未来がない。それを今のチーム全体で立て直したい。」と
強く意志と、スタッフへの信頼と愛情を込めておっしゃっていました。

今期のクルーには飲食店の経営者や、現場で働いてる人も多いので
自分の現状と重ねて、よりリアルに学べたことと思います。

サービスを重視するということは、言い換えれば人を重視するということです。
震災後、誰に最初に連絡したか、会いたいと思ったか、どのお店に行ったか?
「お店に行くにも人で選んだんじゃないですか?」と新川さんに問いかけられ、
皆それぞれ思い出しながら、頷いていました。

「最後は人が人を呼ぶんだよ」

色んな具体例を挙げて、クルーに“サービス”とは何かを伝えてくださった新川さんの
人間力を一番感じた言葉でした。

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(天池)


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2011年07月13日 18:08

良いところを探したい

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レストランジャーナリストの犬養裕美子さんを迎えて、
「いい店とは何か?」「これからの飲食店のあり方とは?」
などのテーマについて客観的な視点で語ってもらいました。


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この数年のレストラン業界では
世界的に共通する大きな流れがあります。

それは、フランス料理に代表される
高級食材を使った華やかな料理やサービス、
あるいは大変な注目を集めた、
化学実験のようなスペイン現代料理に対する
ある種の「飽き」や心離れが消費者の中で生まれたことです。

ジャーナリストの投票によって
2年連続で世界ナンバーワンに選ばれたのは
北欧はデンマークの「NOMA」というレストランです。

この店では、地元北欧の食材を大切にし、
お客との距離の近いフレンドリーなサービスが自慢だそうです。

特に注目されているのは「足元を見つめる」姿勢。
自分たちのルーツをしっかり見定め、
地元の食材や文化に敬意を払う。

これが世界中で同時多発的に生まれている流れだそうです。
犬養さんはこれを「グローカル」と呼んでいます。
ローカルな事象(=地域に根ざした動き)が、
グローバル規模で起こっているということです。

これは日本のレストランでも間違いなく
必要とされている流れと言えるでしょう。

それに加えて、これからのレストランに
求められる「姿勢」を、示唆してくれました。


20110709i-2.jpg


1つは、「専門性」です。

「『この人はこれしか知らないけれど、これについては
誰よりも知っている』、こう言われたら強いですよ。」
と指摘します。

そしてもう1つは、お客に「おいしい」と感じさせるために
店がどれだけ本気で努力しているかです。

お客が「おいしい」と感じるのは
ただ良い食材を、高度なテクニックで調理するから
というだけではありません。

受け手のことをしっかりと考え、
皿の上の工夫はもちろん、
サービスや店内環境まで含めて
「おいしく食べてね」というメッセージを
送ることができるかが大切だと言います。

「私たちはプロである以上、店や料理の
悪いところを指摘することはいくらでもできる。
でも、その中にあって、良いところを探して
それを伝えていくことも大事な使命なんです」

これは店を甘やかしているわけではありません。
レストランを深く愛する一人の人間として、
可能性を持った店には、じっくりと育って欲しい
という願いが込められているように思います。

慎重に言葉を選びながら話をする犬養さん。
そこには、メディアとして、ジャーナリストとしての
自身のスタンスが表れているのを感じました。

(子安)


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2011年07月13日 11:52

中津留章仁 Lovers Vol.4「黄色い叫び」

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映画俳優コース2期生の片山享さんより、ご自身が出演される舞台のご案内が届きました。
同じく2期生の高久ちぐささんと3期生の小林博さんも出演されます。


「寂れた田舎町に暮らす、若者たちの青春群像。」
中津留章仁 Lovers Vol.4「黄色い叫び」
@tiny alice[タイニイ・アリス/新宿]

出演
阿部薫 [TRASHMASTERS]
星野卓誠 [TRASHMASTERS]
小林博 [激弾BKYU]
瀬戸早妃
浦島三太朗 [昭和芸能舎]
高久ちぐさ
片山享
永井浩介
横谷豪紀
 
山崎直樹


会場

tiny alice[タイニイ・アリス/新宿]
http://www.tinyalice.net/
東京都新宿区新宿2-13-6 光亜ビルB1
03-3354-7307

1)
地下鉄丸の内線・都営新宿線 新宿三丁目駅 下車
C8出口から花園通り、仲通りで右折してすぐ

2)
JR線 新宿駅 下車東口から
新宿通りを四谷方向に10分程度

チケット  

料金 [整理番号付き自由席] 前売3800円 当日4000円

●[21日(木)、22日(金)公演のみ、前売 3000円 当日3500円]
開場5分前に整理番号順にお並びいただきましてのご入場となります。
開場時間後の整理番号は無効となります。
HP先行販売 6月4日[土]10:00 >> 8日[水]18:00
projectDREAMER
http://www.projectdreamer.com
一般販売  6月18日[土]10:00 より
projectDREAMER
http://www.projectdreamer.com
ローソンチケット
予約TEL 0570-084-003[Lコード:31383]
※関東地区24時間受付 [発売初日は10:00 AMより受付]
演劇 ・クラシック専用予約TEL 0570-000-407[10:00- 20:00]
お問合せTEL 0570-000-777[10:00- 20:00]


お問い合わせTEL
080-5676-9047[12:00〜22:00]


【タイムテーブル】
2011.7/21(木)〜7/31(日)
全13ステージ

7/21(木)19:00〜●
 22(金)19:00〜●
 23(土)14:00〜、19:00〜
 24(日)14:00〜
 25(月)19:00〜
 26(火)19:00〜
 27(水)19:00〜
 28(木)19:00〜
 29(金)19:00〜
 30(土)14:00〜、19:00〜
 31(日)14:00〜

●印の公演
21(木)、22日(金)公演のみ、
前売3000円,当日3500円
の割引価格となります。

開場は開演の30分前。未就学児童のご入場はお断りしています
開演後のご入場はご指定のお席にご案内できない場合がございますので
開演の5分前までには会場にお越しくださいますようお願い致します。

スタッフ

音楽:高畠 洋
舞台美術:福田暢秀
照明:畑田圭未[LIGHT UP]
音響:佐藤こうじ
舞台監督:白石 定
宣伝美術:中塚健仁
制作:小畑幸英


協力

トムプロジェクト
レプロエンタテインメント
エヌアンドエスプロモーション
トリプルエ―
JFCT
激弾BKYU
ギュラ
アドスタジオ401
昭和芸能舎
アニモプロデュース
オフィスジュニア
タイムリーオフィス

企画・製作

TRASHMASTERS
ラストクリエイターズプロダクション


初演パンフレット挨拶文より

こんな時期だけに
公演を行うか辞めるか、そこから考えて
やると決断してからは
それまで考えていた話を捨て去り
新しく物語を構築しなおした。
そもそも芝居自体、無駄な電力を使う訳で
やる意味がないものは辞めた方が良い。
むしろ辞めてくれた方が有り難い。
そういったものをやられても
芝居の、演劇の品格が下がるだけだ。
つまりこういう時だからこそ
作家の魂と、その真価が問われるのだ。

望むところである。

我々のような仕事は一見
人々の生活と身の安全があった上で
最後に成り立つ職業のように思えるが
被災地での子供たちはきっと
画用紙がなければ大地に絵を描き
音楽がなければ自ら歌を口ずさむ。
道具がなくても
ままごとなどのごっこ遊びを始める。
例え住む家がなくても
明日に不安があったとしても
人は芸術に触れられずにはいられない。
心を豊かにしようとする営みを忘れない。
私の敬愛する岡本太郎氏が唱えている通り
芸術とは生きることそのものであり
人間らしさを取り戻す最善の行為だと
私は信じている。
今回沢山の方々が被災し、お亡くなりになられたが
彼らを弔う気持ちと共に
生きている我々が今、彼らの分まで
人間らしさを取り戻さなければならない。
「生きる」ということの意味を知らねばならない。
結局私の一生など
それを探し求めるだけの
旅で終わってしまうのだろう。
そう、この芝居は私の日記だ。

観る者の血よ、騒げ。

この芝居を、
東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々
並びに被災した全ての方々に、捧げる。

中津留章仁


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2011年07月06日 20:16

「深み」を持って売る

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創業から7年で現在95店舗の株式会社エー・ピーカンパニーの米山久さんに、
その原動力を教えていただきました。


セッション中に2度も中村学部長から同じ質問が出たほど
急成長を遂げたエー・ピーカンパニー。

しかし、そうなったキッカケは「不純な動機です」と気取らずに話してくださる米山さん。


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最初は、「自分が現場の1プレーヤーでいたくないから」という理由で
店舗を増やすという発想に至ったそうです。

振り返ってみると、「かなり無茶」と苦笑するような手段も使いつつ、
創業時から税金はきちんと納めキレイな決算書を作成。
結果として、3期目には潤沢な資金を借りられる優良企業に。
そうなるとまた、出店がしやすくなって店舗展開。

それを繰り返してるうちに、当初からおぼろげに思っていた
「農場を持つ」という目標に近づいていったそうです。

飲食店が川上(生産)もおさえるということには非常に大きなメリットがあり
創業からわずか1年半で自社養鶏場を持って以降、
魚や野菜の市場にも直接契約のモデルを確立していきました。
その結果として、現在95店舗。


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自社経営や産地との直接契約により、仕入値を格段に落とせる一方、
生産責任を持つということは、その消費にも責任を持つということです。

そこで、「売りたい」のではなく「売らなければならない」と
スタッフの意識改革・教育も非常に重視しています。

現場の店長やマネージャーとは別に、社内に教育専門のスタッフがいるということからもわかりますが
例えば、アルバイトスタッフにも養鶏場の生産現場のDVDを見せ、
自分たちは他の生き物の命をいただいているんだということに感謝する気持ちを自覚し
仕事をする(売る)上での「深み」を持ってもらう。という方法も。

自分たちはただの飲食企業ではなく、そこを入口とした総合商社になっていくんだという
高い意識を持たせて採用するというのにも、強い企業に成長していく勢いを感じました。


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奇しくも今日の前半と後半では見事に対照的なオーナーが揃い、
クルーにとっても自分の目指す方向性を考える上で、
非常にわかりやすい日になったことと思います。

(天池)


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2011年07月06日 14:33

「人で売る」時代へ

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ゲストはポンデュガールやガールドリヨンなど、
小さいながらも大繁盛のカジュアルな
ビストロ業態を展開するリヨンブルー
アンテルナショナル代表の安生浩さんです。


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安生さんの経営するお店は、「裏銀座」と呼ばれる
東銀座・新富町・八丁堀界隈に集中していますが、
9坪で月商600万円、11坪で月商520万円など、
どの店舗も驚異的な売上をたたき出しており、
業界関係者からもこの数年大変な注目を集めています。

出店の経緯や店づくりの工夫については
「大したことは、やっていない」と謙遜するものの、
早い段階からボトルに直接ホワイトマーカーで価格を書いて、
お客にワインに対する安心感や気軽さを与えたり、
「ビオワイン」に特化した品揃えにしたりと
世の中の求める本質的なニーズをしっかりと
奇をてらう事なくつかんでいることがわかります。


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今後も小さいサイズの店を、勝手知ったるエリアで
少しずつやっていきたいと語る様からは、
背伸びすることなく、地に足ついた店をやっていくんだ
という密かな覚悟が感じられます。

「必要とされるものを、必要な分だけ」という
メッセージには、それが端的に表れています。

安生さんはスタッフと飲むこともしばしばな上、
一緒に研修旅行にも頻繁に行っているそうです。
さらには、独立志望のスタッフに
かなり優しい条件で店を譲り渡すことも始めています。


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「時代がクールになるほど、店で働く
 『人への投資』がむしろ大事になると思うんです。
 僕らのような店は『人で売る』というスタンスが大切。
 あえて泥臭くいきますよ」

「スタッフにとって楽しい環境を作れれば、
 その雰囲気は必ずお客さんにも伝わるはず」

そこにいる人の息遣いが店の商売に直結するような
小規模なお店を経営しているからこそ、
こうした感覚が研ぎ澄まされるのでしょう。

「これからは個店の時代です。小さくても個性のある
 いい店をしっかりつくっていきましょう」

飲食店の原点を改めて明らかにしてくれました。

(子安)


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2011年07月06日 11:01

「ペール・ギュント」

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映画俳優コース5期生の玄里さんより、ご自身が出演される朗読劇のご案内です。


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SUNBEAM MUSICAL KITCHEN
ドラマリーディング「ペール・ギュント」
作:ヘンリック・イプセン
訳詞:毛利三彌
演出:石丸さち子

2011年7月12日(火)〜17日(日)
ザ☆キッチンNAKANO

出演
石母田史朗(青年座)

加藤理恵
中川菜緒子
玄里
南久松真奈

堀文明
田村真/他9名

STAFF
演出:石丸さち子
音楽:伊藤靖浩
舞台監督:本弘
制作:倉重千登世、海下智昭
製作:SUNBEAM 鈴木小百合

会場
ザ☆キッチンNAKANO
東京都中野区弥生町5-20-1 弥生町ユニオンビル6F
03-5385-8138
http://www.studiovad.com/
東京メトロ・丸の内線(方南町行)中野富士見町駅より徒歩5分

タイムテーブル
2011年7月
12日(火)19:00
13日(水)19:00
14日(木)19:00
16日(土)17:00
17日(日)17:00
※受付開始・開場は開演の30分前
※15日(金)休演日

チケット料金(前売・当日)
全席自由席 3,500円

チケットお取扱い
「ペール・ギュント」チケットお申込フォーム
URL:http://ticket.corich.jp/apply/29037/007/


演出の石丸さち子さんは蜷川カンパニーで長らく幸雄さんの演出補助をつとめていた方です。
中野の小さな劇場ですが、生まれてはじめてやる朗読劇、皆さんに観に来てもらえると嬉しいです。

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2011年07月01日 16:33

失敗するには必ず理由がある

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昨年「外食アワード2010」も受賞された株式会社グレイスの中村仁さん。
10期・11期は飲食店におけるツイッターの活用法に重点を置いて話していただきましたが、
今回はあえてその話はせず、創業時の失敗談を事例に沢山のアドバイスをくださいました。


セッションのタイトルは、

「倒産しそうになった理由。そして生き残れた理由。」

今現在、成功しているように見える飲食店のオーナーのみなさんにも
必ず一度や二度、苦労した時期はあります。

そんなみなさんがおっしゃる成功の秘訣は、
「失敗したままやめないこと。」

何か特別な秘策があるわけでもなく、窮地に立ったときにどう打開するか。
その方法は人によって様々ですが、それらはご自身で苦しんだ上でみつけたもの。
それをただ聞いて実行すれば、誰でも上手くいくというわけではありません。

ただ、「失敗するには必ず明確な理由がある」と、中村さんは言い切ります。

カリキュラムの前半の「知恵の実」でも、
まず“失敗しないために”どういうことに気をつけるべきかを話してきました。

まさにその具体例のような話を、ご自身の経験を元に非常にわかりやすくお話いただきました。


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中村さんは、ご自身でお店を開く前にアルバイトすらしたことがないほど
飲食業界に関しては全くの素人だったそうです。

プランナーとして見てきた経験や、飲食開業に関するマニュアル本から
どんな飲食店にするべきか、というのを組み立てていった結果、
「常識」とされていることは全てやっているはずなのに、うまくいかないお店に。

もう倒産寸前の状態まで進んでしまいながらも、
「まだやり残していることがある」と感じた中村さんは、スタッフ全員とミーティングを開き、
メニュー、価格、接客、指標、営業日とほぼ全てを変える決断をしました。

その5つの項目に関しても1つずつ丁寧にクルーに説明してくれ、
クルーもお店が変わっていくのを疑似体験しているかのようでした。


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結果、改革した翌月には、ずっと超えることができなかった月商300万円に達し
その年の年末には1000万円に届きそうなほどの繁盛店になりました。

最初の店づくりを振り返り、中村さんが気づいた失敗の大きな要因は
「大企業と同じことをしようとしていた」と。

無意識のうちに、「〜だと、〜だよね」と、大手が経営する飲食店の
マニュアルや常識に影響され、そもそも規模も資本も違い
収益構造が違うということを見落としていたのです。

それは個人店の戦略としては間違っており
“ランチェスター戦略”(弱者の戦略)でいくべきだと気づかれたそうです。

こちらも飲食店における“ランチェスター戦略”とは?という部分を
表を用いてわかりやすく説明してくださいました。


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個人店は大企業の「逆張り」を。
つまり大企業ではできないことをどんどんしていくべき。
全てにおいて均一を求めるのではなく、一点突破等、
個性的なお店を作っていくべきで、そういう意味でも
ツイッターをはじめとしたソーシャルメディアと非常に相性が良い。

ここでようやく、中村さんが経営するお店が
ツイッターを活用した集客に成功している理由がわかったわけです。

黒板まで用い、クルーにも積極的に話しかけ
さながら学校の先生のようだった中村さん。


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相手がきちんと理解しているかを見定めながら話をすすめていく姿に

「コミュニケーションは内容より回数」

「人を変えることはできない。だから自分のやりたいことを理解してもらうために
 どうすれば理解してもらえるか、ということに注力した。」

という言葉に納得の丁寧なセッションでした。

(天池)


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2011年07月01日 11:04

ベトナムを愛しています

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西麻布で「キッチン」というベトナム料理のレストランを経営している鈴木珠美さんがゲストです。
言葉の端々からベトナムへの愛が溢れ出します。


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かつては料理研究家を目指していた鈴木さんですが
ある本をきっかけにベトナム料理に興味を持つようになります。

そしてすっかりベトナム料理の虜になり、
なんとそのまま料理留学までしてしまったのです。
ベトナムで現地の料理をしっかり学び、
完全にベトナムへの愛に目覚めたのです。

帰国してからはベトナム料理店の開店、
ベトナム料理に関する本の出版、
ベトナム料理を伝えるテレビへの出演など
まさに「ベトナム料理の伝道師」です。

「おいしいベトナム料理をひとりでも
多くの日本人に知ってほしい」

鈴木さんを突き動かしているのは
こんなシンプルで強い情熱です。

「別にベトナム料理が流行ると思ったからとか、そういうことは一切ありません。
 ただただ大好きなんです」


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飲食店を開業して経営していく上で
こんなに素敵な理由を聞くことは
そうあるものではありません。

とは言え、鈴木さんもただ「偶然」に
自分にとっての宝物と出会ったわけではありません。

「自分だけのオリジナルが欲しいとずっと思っていた」

「毎年、目標を立てて、それをクリアすることを続けてきた」

「やりたいことを思いつくと、人に話してまわるんです」

こうした芯の強さ、そして行動力があってこそ、
自分の想いをきちんと形にして、
それを継続することができているのでしょう。

「私は死ぬまでベトナム料理をつくり続けていきたい」

この言葉からは愛と決意と覚悟がにじみ出ているのを感じます。

(子安)


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