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2009年10月01日 18:00

本を届ける

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ブックコンシェルジュコ−ス今回のゲストはブックディレクターの幅允孝さん。
本棚の編集の領域はますます広がっています。


■本を巡る状況
新刊本は増大しているのに本がなかなか売れない。
移り変わりの激しさとともに、読者は何を読んだらいいのか、
どれを選んだらよいのかわからず、本当に欲しい本、
本当に会いたい本に出合えない状況がうまれています。

ブックディレクター幅さんのお仕事は、人と本の出会いのきっかけをつくること。
どうやったら人と本が出合えるのかを考え、
既存の書店だけではなく異業種の様々な分野のプロデュ−スを行い、
本を置く環境を利用しながら本と人が出会う場をつくっています。


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今年羽田空港第2旅客ターミナル3Fにオ−プンした「Tokyo's Tokyo」は
空港という場所で本や雑貨を旅の一部として提案するエディトリアル・ショップ。
本は単なるガイドブックではなく、その土地の作家が書いた著作など
気持ちから旅の気分を盛り上げるものをセレクトしていています。

「駿台予備校の本棚」をつくる仕事を依頼されたときには、
自発的に読んでもらう環境となるために、まず実際の予備校生たちに
インタビュ−することからはじめます。

何で東大に行きたいのか 将来のビジョンをきいてみたところ
何かを勉強するために大学に行くのではなく、偏差値にあわせて
進路を選んでいるという人が多いということがわかり、
まず、誰が何を教えているかを知ってもらうために各学部の
教授の代表作など置いてみることを試みます。

その他、社会に出てからのコミュニケ−ションのためにも、
あらゆる分野の教授や卒業生の活躍を知ることで、大学に入学することが目的ではなく、
“そこから広がる未来を考えるきっかけのための本棚”としての提案を行いました。
“本なんて読みたくない、欲しいのは睡眠時間と合格”と言っていた学生たちも
少しは本棚を気にしてくれるようになったようです。

幅さんは、本を扱うということは、本の領分を知ることが大切とおっしゃいます。
“本の遅効性”という特徴を挙げられた際、
“いつきくかわからないけど、どこかにきく心の中のストックとしておいておくということ”の例として、
秋葉事件が起こったとき、犯人は『檸檬』を読んでいないと思ったということを話されました。
この本が書かれた1920年代当時も今も、若者のもやもやする気持には共通するものがありますが、
気持に折り合いをつける方法を知るということを、本を読んでいたら、もしかすると防げたかもしれない、
本とはそんな心のストックとなるものかもしれません。
(『檸檬』を手榴弾に見立てて、丸善前に置くということが当時流行ったそうです。)

一番最近のお仕事としては、この9月に新宿の丸井アネックス内に
BACHがブックディレクションを手掛けた店舗が2つオープンしました。
それぞれ足を運んでみて、本との出会いを楽しんでみてください。

『ブルックリン パーラー』:http://www.brooklynparlor.co.jp/
『模型ファクトリー』:http://mokei-factory.com/

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