
「スクーリング・パッド」最高会議!
| 今、社会に求められているものは何か、求められる人とは誰なのか。 社会の必然から創設された「スクーリング・パッド」を率いる3学部長のセッションは、 そんなありふれた問いに正面からぶつかっていく。 遊びながら闘い、闘いながら遊ぶ。 時代の気分を嗅ぎ分け、夢と野望に邁進する3者の言葉は、 他ならぬ“あなた”に向けられたメッセージとして、「スクーリング」時代の幕開けとなるのだ! |
| すれ違いの社会、失望する若者 |
| 黒崎:最近、若者たちと話していると、 「働きたいと思うようなところがなかなかないんです」という言葉をすごくよく耳にします。 学校も、会社も、何も教えてくれない。 あげくに、親も教えてくれない。 それで、どうしたらいいんですか、って。 「学べない」というのは、とてももったいないことです。 中村:でも、裏を返すと、企業やお店からしたら、 ものすごく人材が不足している状況は歴然としてあって、 それこそ「どこかに、いい人いないですかね」って同じように悩んでいるわけですよ。 でも探し方も分からないし、育てることもしない。 黒崎:そのギャップは、ものすごく大きいことだと思います。 表面的には、情報誌だったり人材派遣だったり、いろいろな手段があることにはあるけど、 本質的なコミュニケーションに欠けていて、 もっと大きな人生を左右するような出会いが、どんどん少なくなってきている。 李: 映画でも 本当にそういう状況はあって、 日本の映画教育はこれまでずっと、誰かの主観を押し付けることが中心なんです。 そもそも映画はビックビジネスのわりには、ものすごく主観に左右されるビジネス。 ところが、新しい主観、つまり価値観をビジネスに結びつけていくことを教えてくれる場所は、 未だかつて存在していないんです。 過去に名声を挙げたとか、 過去に映画に携わったとかいう時代遅れの講師が多いのが実情なんですね。 今、世界的に見ても韓国映画は勢いがあると言われていますが、 韓国には映画アカデミーという学校があって、次々に新しい風を作品に吹き込んでいる。 ポーランドのウッジ映画学校なんかもそうです。 例えば、そういう学校の講師や、作家でも是枝裕和さんや岩井俊二さんに講師として来てもらえたら、 彼らはいわゆる「教える」ということはしないで、 一緒に考えるというような、どこの真似でもないやり方ができると思いますね。 おそらく、そういうことがコミュニケーションとか出会いを生んでいくはずです。 それに、僕がいま作っている映画や映画館のスタッフはもちろん、 そのデザインを手掛けてくれる人材さえも、生徒の中から見つけられるチャンスですよね。 |
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