デザインコミュニケーション学部
黒ア輝男 Teruo Kurosaki
流石創造集団株式会社 C.E.O
学部長からのメッセージ
問いを深め、
自分なりの美意識を磨き続ける。
デザインの最前線を体感しよう。
今の世の中、何故これほど悩んでいる人が企業や学校で多いのでしょう?同じ道を歩いた時に、人によって何を見ていたかは様々なはずです。それぞれが経験してきたものが違えば当然のことにも関わらず、多くの人が同じ方向を向いて、学校で教えられた規則やルールに従って生きている。そこでは本当に深い意味での真実を学ぶことは難しいと思います。
デザインにおいても「流行りのデザインは?」「どんなデザインが正しい?」と、とかく近道で正解を求めがちです。そこには「これが美しい」「これがかっこいいんだ」といった美意識が感じられず、問いに対し情報を並べ立て、それを正解と信じてしまうのでは、大きな意味でのデザインの本質には近付けないのではないでしょうか。
社会の変化、価値観の変容のなかで今求められているのは、一見良く見えても、悪く見えても深く掘り下げてみることにより本質を読む力です。これはデザインを理解する力と同じ。その力によってLIVE(生き生きしていて)で、REAL(実体の在る)で、TRUE(真実な)な情報とコミュニケーションに近づくことができます。僕が今までやってきた家具、インテリア、建築や都市デザインなどあらゆるデザインの世界において、世界で評価されているデザイナーたちは「デザインとは何か?」ということを自分なりの美意識を持って掘り下げ、問い続けています。答えを出すのではなく、問いを深めている。そして情報の発信源としてデザインを通し、社会とコミュニケートしている。そういった姿勢が大切だというところにまず気付いてほしいのです。
デザインコミュニケーション学部では年齢や職業が違うのはもちろん、デザインに関わっている人、関わらない人など様々なバックグラウンドを持つクルーたちと出会います。共に混迷の中に身を置きながら、そこに僕とゲストスピーカーが加わり、「デザイン」を掘り下げる。その過程で相互の価値観が入り乱れる刺激あるセッションを体感します。そこでハッと今までとは違う考え方に気付き、目の前が開ける瞬間があると思います。そのリアルな瞬間を多く共有していきましょう。
自己の美意識を磨き、デザインでコミュニケーションできる能力の重要性を認識し、これから世界に通用することができるデザイナーとデザインの意味と豊かさを理解できる全ての人の成長の役に立ちたいと思います。
デザインコミュニケーション学部長 黒崎輝男
【黒崎輝男 プロフィール】
1949年東京生まれ。早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。アンテイーク家具の輸入販売を業務とする黒崎貿易株式会社を設立後、「IDEE」を創立。オリジナル家具の企画販売・国内外のデザイナーのプロデュースを中心に、"生活の探求"をテーマに生活文化を広くビジネスとして展開。「東京デザイナーズブロック」「Rプロジェクト」など、デザインを取り巻く都市の状況を作ることに取り組んでいる。2005年 "好きな人とだけ好きなことしかしない" をコンセプトに "流石" と言わせることが目的の流石創造集団株式会社を設立。デザインを媒体としたコミュニケーションの在り方を広めるべく、デザインコミュニケーション学部長に就任。国際連合大学文化顧問。
クロテルブログ:http://www.kuroteru.com/
スクーリングパッド、デザインコミュニケーション学部。アートとデザインと人生の新しい関係を求めて。
デザイン学部10期も最終のセッション。最後は学部長とクルーそれぞれとの対話の時間となりました。
デザインコミュニケーション学部10期最後のゲストスピーカーはアートデイレクターの渡邉かをるさんです。
7/29(木)より東京ミッドタウンデザインハブにて「PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN展」が開催されます。7/30(金)にはオープニングイベントを開催!