農業ビジネスデザイン学部
永島敏行 Toshiyuki Nagashima
俳優/有限会社青空市場代表取締役
学部長からのメッセージ
「食べること」を深く掘り下げた時、
そこに新たな仕事が生まれる
人は一人では生きて行けない。精神的にも、肉体的にも、物質的にも。自分が存在することで誰かを支え、また誰かの存在が自分を支えてくれ、また自然の恵みや他の生き物の命に人は支えられている。生きる基本である「食べること」を考えてみると、自然の恵みや他の生き物の恩恵によって米・野菜・果物・魚・肉・水は生まれ、これらを育て・漁をする人がいることではじめて私達は口にすることができる。これは全く当たり前のことなのだが、この「当たり前のこと」を、今あらためて深く考えてみる必要があるのではないだろうか。
食べることを深く考えて行くと、そこに私やあなたの存在が必要になってくる。食べ物を育てる人、獲る人、運ぶ人、売る人、料理する人、伝える人、彩る人、批評する人、お金を集める人、売る人など、いろいろな人の存在があって、初めて私達は食べ物を得ることができる。
未曽有の災害があった今、自分の、他人の、他の生物のために「食べること」を考え、行動し、また新たな仕事を生み出す時だと私は思う。
【新しい農業ビジネスを一緒にデザイン(創造)しよう】
農家が都市の人間の「食」と「健康」を支える。都市は「買う」ことで農家と農村を支える。いま、こうした「食を通じて互いを支えあう関係性」が必須だ。さらに一歩踏み込んでいうと、都市と農村が距離感に関係なく「コミュニティー」を形成していく時代になってくる。そのためには「つなぐ人材」の出現が急務となる。
農業ビジネスデザイン学部は、農的生き方、農的働き方を追い求めるクルーたちがさまざまな農的プロジェクトを生み出し、これらを新しいビジネスにしていく場である。
これからの新しい農業ビジネスを一緒にデザイン(創造)し、「つなぐ人材」として活躍する「あなた」の参加を待っている。
農業ビジネスデザイン学部長 永島敏行
【永島敏行 プロフィール】
俳優として、映画、テレビ、ラジオ、舞台と幅広く活動しながら、1993年、秋田十文字町で初めて米作りを体験して以来18年間米作りを続けている。銀座で生産者・消費者の交流の場「青空市場」を定期的に主催するとともに日本全国で基調講演及び多数シンポジウムに参加・企画している。2010年10月より、買い物弱者支援を目的とした移動販売の八百屋「青空市場808」を開始し、拠点とする八百屋を調布に開店。農林水産省「食と地域の絆づくり」「地域食品ブランド確立委員会」「地域食品ブランド表示基準専門委員会」の有識者会議委員を歴任。NHK「産地発!たべもの一直線」レギュラーMC、テレビ朝日「やじうまテレビ!」毎週月曜日レギュラーコメンテーター。
青空市場:http://www.aozora-ichiba.co.jp/
農業ビジネスデザイン学部5期の最後のゲストは、
中目黒の野菜スイーツ専門店「ポタジエ」を運営している
株式会社イヌイの柿沢直紀さんです。
第10回のゲストは、テレビ朝日政治部記者の山崎陽弘さんです。
農業への影響が大きいTPP問題などを中心に、
普段なかなか聞くことの出来ない政治の舞台裏をうかがいました。
第9回のゲストは、株式会社マイファームの西辻一真さん。
自産自消ができる社会へ、をコンセプトに、
レジャー感覚で楽しめる体験農園サービスを提供しながら、
それを通じて耕作放棄地の再生に取り組んでいらっしゃいます。
第8回のゲストは、農業生産法人新福青果の新福秀秋さん。
農業で他産業並みの安定した収入と生活を実現することを目指し、
大規模で先端的な農業経営に取り組んでいらっしゃいます。
ゲストスピーカーは、サコダデザイン代表の迫田司さん。
四万十川の谷に移り住み、自らも田畑を耕しながら、
地元の特産品や加工品のデザインを手がけています。